唐の時代、小さな村で平和に暮らしていた水哥は、ある日突然、覆面の一団に家族を皆殺しにされる。瀕死の父から一本の刀を託された水哥は、必死に生き延びた。父はかつて瓜州の毛率いる一団に属していたが、脱走したことで裏切者として追われ、ついに殺害されたのだった。生き残りの水哥を知った毛は、彼を執拗に追跡する。逃げ延びた水哥は長安の都へたどり着き、そこで個性豊かな四人の若者と出会う。彼らは自由奔放ながらも腕の立つ者ばかりだった。次第に互いの実力を認め合い、五人は義兄弟の契りを交わし、共に行動するようになる。しかし、彼らの運命は、毛たちが張り巡らせた策謀により否応なく巻き込まれていく……。果たして水哥は復讐を果たし、真の自由を手にすることができるのか?