世界中がパンデミックに見舞われるなか、カイロ・ラザロは日常の鬱屈を晴らすかのようにゲーム実況に熱中していた。ある日、カイロのSNSアカウントに最近ゲームで勝負したエンジェル2000 (ハンドルネーム) からの“友達申請”。その正体はガブリール・アラルコン、愛称“ガブ”。彼はカイロに好意を伝え、積極的に親睦を深めようとするが…。
ガブと彼の親友パールの関係が気になるカイロは、ガブに対してつい冷たい態度をとってしまう。カイロと話せない寂しさに打ちひしがれるガブは、カイロへの思いを伝えるべく、ある思い切った行動に出る。
ガブが会いに来る…パールからそう告げられ動揺するカイロだが、厳しい規制のなか結局2人は会えず。それでもガブとの間に確かな絆を感じ始めていた矢先、思いがけない人物がカイロの前に現れる。
カイロがオンラインゲームで知り合ったテレンスは、ユーザー名“ガブリールの恋人”と名乗っていた。テレンスからガブとの関係を知らされ不信感を募らせたカイロは、思いの丈をガブにぶつけてしまう。
ガブに放った一言で彼の心を深く傷つけ、罪悪感に苛まれてしまうカイロ。これまでの経緯を打ち明けたパールからガブの繊細な一面を知ったカイロは、ガブと仲直りするためにとっておきのサプライズを思いつく。
オンライン上で一堂に会することとなったカイロ、ガブ、テレンス。テレンスがカイロの本心を聞き出そうと詰め寄る一方、普段は臆面もなしにカイロに好意を伝えてきたガブは、内心では大切な人から拒絶されることを最も恐れていた。そんな中、カイロは家族から悲しい知らせを受ける。