長年の不妊治療で心が折れかけていたイェリンとビョルンのカップル。絶望したイェリンがビョルンの娘ステラにいらだちをぶつけるようになったため妊活をやめて養子を迎えることを選択するが、イェリンは諦めきれずにいた。婦人科医として不妊治療クリニックで働き、日々希望とチャンスを目にしている彼女にとって、不妊の現実を受け入れるのは難しい。養子縁組の覚悟を突き付けられ、揺れる彼女にアプリが排卵日を告げる。

イェリンとビョルンは養子縁組の申請を有利にするために結婚するが、イェリンは隠れて不妊治療を続けていた。体外受精を完了させるには他の医師の協力が必要なため、彼女は元夫のＣＣに圧力をかける。クリニックの共同オーナーでもあるＣＣは本人が自覚する以上にイェリンに好意的だが、クリニックの経営方針については彼女と意見が合わない。養子縁組について心が揺れているイェリンはステラとの約束を忘れてしまい……。

ビョルンとともに養子縁組の手続きを進めつつステラのよき継母であろうと奮闘するイェリンだったが、その一方でＣＣの協力を得てひそかに体外受精も続けていた。ステラのための祝いの席を抜けてまでクリニックに向かったイェリンの秘密に気付いたビョルンはショックを受け、厳しい言葉を突き付ける。２人の足並みが乱れた最悪のタイミングで児童福祉局の担当者が養子縁組のための家庭訪問に来ることになり、イェリンは焦る。

養子縁組のための努力は水泡に帰し、ビョルンは家を出てしまった。もはや失うものがないイェリンは友人のマイケンから卵子提供を受けることを決意するが、ビョルンの凍結精子が残っていないのに気付いて途方に暮れる。障害がある夫婦から不妊治療の相談を受けたイェリンはクリニックの方針を巡ってＣＣと言い争いになる。イェリンが終業後のクリニックで秘密の処置を行なっていることに気付いたリリーはＣＣに報告する。

やり直すことにしたビョルンとイェリンは家族の傷を修復しようと前に進み始めるが、ステラはいまだレナーテと暮らしており戻ってくる様子がない。ＣＣは国際的大企業にクリニックを売却するべく動いていた。弱みを握られているイェリンは同意せざるを得ない状況に追い込まれるが、ＣＣの隠し事に気付いて反撃に出る。ステラを取り戻したいビョルンは犬を飼うことに。家族に平穏が戻ったと思われたがそんな中、ステラが倒れる。

衰弱して倒れたステラはそのまま入院することになり、医師でありながら異変に気付けなかったイェリンは罪悪感にさいなまれる。予期せぬ検査結果を告げられたビョルンとレナーテは娘を救うための方法を思い付くが、それを実行するには数々の障壁があった。一方、イェリンに反対されたせいでクリニックの売却がままならないＣＣはリリーを抱き込もうと説得を試みる。倫理的葛藤に揺れるリリーは内部告発を考え始めていた。