私はペルニ

フィンが子どもたちを連れて山小屋へ出かけ、ペルニはビョルナルと２人きりの時間を満喫。しかし、ビョルナルのケータイには幾度となくテレーセからのメッセージが入り、落ち着かないペルニ。そこへスペインから帰国した隣人のヤン・フエンテスがワインを手土産に引っ越しのあいさつに訪れる。その後トゥーヴァの結婚式に出席したペルニは、夫の連れ子に対する彼女の本心を聞かされ動揺する。

ペルニは、仕事で担当している子どもたちの姿にレオを重ねて、レオが父親に気を使いすぎているのではないかと心配になる。オーレ・ヨハンは、スティーヴンと巡礼路を歩く旅に出る準備を進めているが、事前に健康診断を受けてほしいというペルニの言葉に、自分は医者だからと耳を貸そうとしない。シグリは父親の本をなんとかペルニに読ませようとする。アンネの４０歳の誕生日に、家族はそろって墓参りへ向かう。

フィンが家族セラピーを受けようと言い出す。ペルニは今さらそんなものは受けたくないと思っていたが、シグリが悩んでいるのを目の当たりにして、渋々ながらシグリとフィンと一緒に家族セラピーに参加することに。オーレ・ヨハンはスティーヴンと巡礼路を歩く旅に出発。ハンナは旅費を稼ぐために自分の部屋をドイツ人観光客に貸し出し、その世話をペルニに任せて自分はエマの家に泊まると言って出て行く。

ペルニのもとにオーレ・ヨハンと巡礼路を旅するスティーヴンからＳＯＳの電話が入り迎えに行く。またトゥールンからのしつこい脅迫を気に留めていなかったペルニだが、さすがに見過ごせない事態が生じる。傷心で涙に暮れるハンナを家に残し、ペルニとシグリはフィンの出版記念パーティーへ。会場で小説の内容を知ったペルニは激怒する。それには過去の出来事が赤裸々に綴られていたのだった。

フィンはセラピーでのペルニの発言にショックを受けて落ち込んでいる。シグリは、ついに同級生たちに父親をお披露目できると「ミッドサマー」をテーマにしたパーティーの開催を楽しみにしていて、もはやフィンのためのパーティーではないかというぐらいに準備に力を入れている。しかし、できるだけフィンとは距離を置きたいと考えているペルニは、フィンをパーティーに来させるわけにはいかない……。