2141年、タイムマシン開発競争は日本の勝利に終わる。不可能と言われていた時空を超えることができる装置の開発に成功したのだ。ただしその装置がつながることができるのは「過去」のみ。しかも、送ることができるのは「データ」だけ・・・。つまり文字情報をデジタル信号に変え、過去のコンピューターに送ることが可能になったのである。 しかし、非合法組織が、その技術を進化させ「物質移動装置」を完成させてしまう。彼らは装置を利用して過去に5人のテロリストを送り込み、未来の要人たちの祖先を殺すという「タイムテロ」を計画。そして2012年の現代で、計画を実行し始めると未来政府を脅し始めたのだ。 一方、未来の日本政府は、実際に過去に人間を送り込む術がなかった。そこで、極秘裏に、過去の日本政府と電子メールでコンタクトを取る。「タイムテロ」を狙う未来からの侵入者を排除してほしいと依頼したのだ。さらに「ある5人の人物を探し出し、彼らを使って未来からのテロリストを探せ!」と伝達してくる。 未来の政府が選び出した5人とは・・・さえない一般人ばかり。柿沢雄一(25)(丸山隆平)は、就職浪人中。ある日、高校生にからまれてお金を奪われ、さえない気分になっていたとき、突然スタンガンで襲われる。目覚めたときそこには、4人の男女がいた。さいたま市に住むネット依存症の主婦・榊原明日香(伊藤歩)、いじめにあい、中2から引きこもりだった蟹江悠馬(染谷将太)、女子学生の持ち物を盗み解雇された元大学準教授村上清次(川島潤哉)、そして、ナゾの美少女・宮前友紀(忽那汐里)だ。 それぞれ誰かに拉致されてきたという5人は、拉致した相手が日本政府だと知り、そして、今世の中を騒がせている超能力殺人の捜査に協力することを要求され、全く納得が行かない。なぜこの5人なのだ!と・・・。ちゅうちょするも仕方なく未来からのテロリストの指定した殺人予告現場に向かう5人。そこで彼らが見て、そして第六感で感じたものは・・・!? 5人は果たして未来のテロリストから現在の人々を守ることができるのか!?
