君になるあの日

余声声 (ユー･ションション) は27歳の芸能記者。ある日、余声声は人気アイドルグループのリーダー江熠 (ジャン･イー) のイベントに参加、江熠と同年同月同日生まれという運命的な縁から、江熠と食事をするチャンスをゲットする。実は余声声は同じ小宇宙のメンバー･裴伽樹 (ペイ･ジアシュー) のファンであり、自分の担当するアカウント「娯楽探偵」が存続できるよう、江熠のファンを装ってイベントに潜入、江熠に独占インタビューをするというもくろみだったのだ。しかし気合い十分の余声声を尻目に、約束の時間になっても江熠は現れず…。

約束どおり江熠の独占インタビューの機会を得た余声声。無事インタビューを終えた2人はエレベーターに乗り込むが、突然エレベーターが大きな衝撃を受けて2人は気絶してしまう。それぞれの病室で目覚めた2人だったが、なんとお互いの体が入れ替わっていた。余声声の体になった江熠は、江熠の体の余声声を追いかけるが、江熠はマスコミにもみくちゃにされ退院、余声声の両親に連れられ実家に戻る。一方、江熠の体の余声声は家に戻るや早速雑誌の撮影に臨むことになり…。

江熠の体になった余声声はお見舞いを装い余声声の体になった江熠に会いに実家へ行く。2人は余声声の部屋で今後のことを話し合い、しばらくはお互いのふりをして生活していくことを決める。戻った江熠 (余声声) はマネージャーの姜大川 (ジャン･ダーチュアン) に仮病を使おうとするが、翌日の仕事が大ファンである裴伽樹の番組への出演と知りがぜん張り切る。翌朝、余声声 (江熠) は慣れないバス通勤で出社、余声声の指示どおりに会社員として過ごす。その頃、憧れの裴伽樹に会えた江熠 (余声声) はすっかり有頂天になるも…。

江熠が長年大切に回していた胡桃を潰してしまった余声声。胡桃の真実を告げられ、大きなダメージを受ける。そんなことは夢にも思わない江熠は、2人が入れ替わったホテルに余声声を呼び出す。もちろん胡桃を持参しろと告げて。2人はエレベーター内で、当時入れ替わった時の状況を再現してみるが体が元に戻ることはなかった。結局2人は入れ替わったままの生活を続けるが、SNSで裴伽樹の批判コメントを見た余声声は、条件反射で江熠のアカウントから怒りのコメントを発信してしまい…。

許舒怡 (シュー･シューイー) を非難したことで江熠とケンカ別れになった余声声。江熠の父親から電話が入り江茉 (ジャン･モー) を預かることを承諾してしまう。一方、江熠は余声声の先輩･沈泊青 (シェン･ボーチン) から告白されたため、今は返事ができないとだけ告げる。江熠の人生に疲れ切った余声声は体が入れ替わる方法を必死で探すが、偶然にも江熠の別アカウントを発見、許舒怡に対する想いを知るのだった。余声声は江熠に会いに行き言いすぎたことを謝る。そして天気が雷雨と予報された日、2人は再度あのホテルのエレベーターで入れ替わり実験に挑む。

自分の体に戻った江熠は余声声が胡桃を潰したことを知り大打撃を受ける。余声声も江熠のドカ食いのせいで体重が激増したことに腹を立てていたが、勝手に江熠の妹を預かることを承諾した件を江熠に責められ、アフターサービスをするため江熠の家に行くことに。江熠の妹･江茉の世話にてこずりながらも、江熠と江茉を連れだしピクニックに行く余声声。一方の江熠は幼い頃、両親にせがんでキャンプ場へ行った時のつらい記憶を思い出していた。