戦争が生み出したアメリカ巨大企業

第一次世界大戦後、好況に沸く1920年代のアメリカ。その中心にいるのがGM、フォード、クライスラー、JPモルガン、ボーイングなどの巨大企業である。産業界の巨頭たちはトップに立つためにいかにして競い合い、ライバルを制するのか? 激しいしのぎの削り合いの行方を追う。

1920年代の好況は株価暴落で終わりを告げる。企業の存亡をかけ、世界恐慌に抗う巨頭たち。しかしニューディール政策を掲げて当選したルーズベルト大統領は、銀行を初めとする巨大企業を社会の敵に仕立て、規制や法律で厳しく取り締まり始める。巨頭たちは新たな試練にどう立ち向かうのか?

1920年代の好調なアメリカ経済をけん引した産業界の巨頭たち。だがアメリカは1920年代終盤に大恐慌を経て、第二次世界大戦を迎え時代の荒波に揉まれる。巨頭たちは今こそ利益の追求より愛国心の元に団結し、その産業力を使って新たなアメリカの敵に立ち向かわなければならない。