イギリスの海辺の町、母親と2人でベンボー亭を守っている少年・ジム・ホーキンズ。彼が手に入れた1枚の宝島の地図から、冒険の旅が始まった。リブシー先生たちと宝探しに航海にでた彼を待っていたのは、厳しい海の掟と、ジョン・シルバーなど陽気な海の男たち、そして裏切りだった。船員に化けて船に乗り込んでいた海賊たちとの争いの中で、シルバーやグレーなど、様々な男たちの生きざまを、ジムは知っていくのだった。
エピソード1
恐怖のビリーがやって来た!
ジムが母親と2人で営んでいるベンボー提督亭に怪しい宿泊客が現れた。ビリーと名乗るこの男は、なにかに怯え、酒を浴びるように飲み続けている。彼の行動を怪しむジムに、ビリーは1本足の男が来ないか見張ってくれと依頼する。1本足の男とは誰なのか? ビリーはなにに怯えているのか?
エピソード2
黒犬って…何だ!?
ビリーを訪ねて、昔の仲間の黒犬という男がやって来る。ところが、黒犬はビリーの姿を見かけると、突然襲いかかってきた。その争いの最中に、ビリーは脳溢血で倒れてしまう。医者のリブシー先生が治療のためにビリーの袖を捲り上げると、そこには海賊の刺青が! ビリーの正体は海賊だった……!
エピソード3
振りおろされた松葉杖
ビリーの前に暗闇のピューと名乗る男が現れ、黒丸を手渡す。これは海賊仲間の絶縁状で、死の宣告だった。夜の10時に1本足の男がやって来ると知って怯えたビリーは、酒を飲み続け、ついに脳溢血で息絶えてしまう。呆然とするジムだが、約束の10時は刻一刻と近づいていた。
エピソード4
宝島の地図が手に入る!
黒犬とピューに率いられた海賊たちが、ベンボー提督亭に乱入してきた。ビリーに託された荷物を守ろうと、ジムは必死で海賊たちと戦う。窮地に陥ったジムだが、そこへリブシー先生が送ってくれた救援の兵士たちが! 危機を脱したジムが、ビリーの荷物の中から発見したのは……。
エピソード5
行って来るよ、母さん!
町の有力者トレローニとリブシー先生は、ジムが宝島の地図を手に入れたと知って、宝物を探す旅へ出ることを決意する。一緒に行きたいジムだが、母親を1人で残していくことを考えると、なかなか言い出すことができない。だが、母親は既に息子の気持ちに気づいていた。
エピソード6
敵か味方かジョン・シルバー
リブシー先生は、ブリストルの町で遠眼鏡屋という食堂を営む1本足の男に船員の手配を頼んでいた。シルバーと名乗るこの1本足の男は、コックとして船に乗り込むという。ジムはシルバーがビリーの言っていた1本足ではないかと怪しむ。そのとき、遠眼鏡屋にあの黒犬が入っていくのを見かけた!
清水マリ
若山弦蔵
滝口順平
家弓家正
野島昭生
神谷明
出崎統
高屋敷英夫
竹内信夫