わずか1000ウォンの弁護士

弁護士費用はわずか1000ウォン。変わっているが正義感のある弁護士チョン･ジフンは苦しい人々の力になってくれる人物だ。粗末な事務所の家賃さえ、まともに払えていない状況だが、持ち前の知恵と機転で状況を打開していく。 ある日、ジフンは事件を担当することになる。被告人は窃盗の前科４犯。彼は「酒に酔った人を支えようとしたところ、スリだと誤解された」と主張するが、事件を担当する熱血検事ペク･マリは彼の有罪を強く確信している。 前科４犯という犯罪歴のせいで難航する裁判。ジフンは国民参与裁判で局面転換をはかり、マリとジフンのプライドを懸けた法廷争いが始まる。ジフンは判事と陪審員の心をつかむために決定的な証拠を提出するが…

マリはジフンとの火花を散らした法廷争いを終えた後、法務法人ペクの試補となる。しかし祖父であるペク･ヒョンムの意図でジフンの事務所で働くことになり、「２カ月耐えられなければ法務法人ペクで働くことはできない」と告げられる。 しぶしぶジフンの事務所を訪れたマリだったが、みすぼらしくて汚いジフンの事務所を見て衝撃を受け、ジフンと口論しながら事務所を出て行く。ジフンもマリを試補として受け入れることに反対するが、結局マリは祖父に従って再びジフンの事務所に戻り、試補生活を続けようと決意する。 そんな中、ジフンの事務所にゴヌという子供の依頼人がやって来る。「警備員として働く祖父の濡れ衣を晴らしてほしい」というゴヌの話を聞いて、マンションを訪れるジフン。そこで傲慢に振る舞うチョン･ヨンベと騒ぎを起こし、それに関する事件の弁護をマリに委任するが…

ジフンの弁護を引き受けることになったマリだが、簡単に解決できる事をあえて荒立てるジフンの行動が理解できずにいる。一方、ジフンは拘置所でモ会長と会って内密な会話をする。 チョン･ヨンベの弱点を把握するために孤軍奮闘するマリ。そこにチョン･ヨンベの被害者が現れて、マリとサ･ムジャンは状況を覆す会心の一撃を準備する。一方で、ジフンの機転により予想外の展開が繰り広げられるのだが…

ジフンの事務所に尊属殺人事件の依頼が舞い込む。マリとサ･ムジャンは両親を無惨に殺害したという衝撃的な内容から受任に反対するが、ジフンは悩んだ末に事件を担当することに決める。 事件発生時刻から１つずつ真実を追い始めるチョン弁護士チーム。被告人のキム･ミンジェが無罪であることを主張するためには、彼の父親が生きているという事実を明らかにしなければならない。

消えたキム画伯を捜せ！キム･ミンジェの主張を立証するためにキム画伯の邸宅を調査するチョン弁護士。そこで事件の担当検事となったミンヒョクと会うことになる。そんな中、依頼人のキム･スヨンと家政婦のハン･ジェスクが内密に会っているのを目撃するチョン弁護士チーム。事件は徐々に迷宮入りしていき、チョン弁護士チームの苦悩も深まるばかり。 そしてキム画伯の遺作となった絵に疑問を抱き始めたジフン。ついに事件の真実を明らかにする決定的な手がかりを見つける。

苦い真実を残して締めくくられたキム画伯殺人事件。ジフンは樹木墓地を訪れて、孤独のなか語りかける。一方でマリは事務所の引き出しからイ･ジュヨンの写真を発見し、ジュヨンとジフンの関係が気になり始める。 イェジンに会ったマリは、ジフンの検事時代について尋ね、向こう見ずな熱血検事だったジフンの過去が１つずつ明らかになっていく。