強い風が吹く、別荘でのある朝、ジョージは空気力学の実験に挑む。風を受けて、鳥は舞い上がり、ピンポンのボールは転がるのに、レンガはびくともしない。でも風のある日に最適な実験は、凧揚げすること。あまり乗り気でないリスのジャンピーに協力させて、ジョージは凧揚げに関する不思議と危険を発見する。 【名探偵ジョージ】 シェフのピスゲッティのレストランのブース席に、ひっかきキズをつけた犯人の疑いをかけられた猫のニョッキ。ジョージは、ニョッキの無実を晴らすため（カノーリにありつくためにも）、調査に乗り出す。科学的方法を適用して、ニョッキが爪でつけたキズと、ブース席のひっかきキズを比べて、ニョッキが無実の罪に問われていることを証明する。

　 伝書バトのコンパスは、ときどき方向音痴になって自分の家にたどり着けなくなる。ジョージは、コンパスが泊まれる場所をバルコニーに作ってあげることにする。いろいろ実験したすえに、コンパスには理想的なとまり木に見えても、黄色い帽子のおじさんには気づかれない木をこしらえる。 【数字合わせ】 行く先々で忘れ物をしている女の人を見かけたジョージ。とても忘れっぽい人なんだろうと考え、親切に忘れ物を全部拾い集めてあげることにする。ところが、ベッツィーに女の人は実は郵便配達だと教えられる。ジョージとベッツィーは、拾い集められた郵便物を正しい住所に戻す方法を、すばやく考え出さなければならない！

数字のゼロの意味と使い方を学んで、新知識を試してみたいジョージ。ドーナツを1ダース買ってくるお使いに出され、絶好のチャンスがめぐってくる。ゼロを2つ足してみたら、100ダースのドーナツを渡されビックリ。黄色い帽子のおじさんに気づかれる前に、たくさんの余分なドーナツをなんとかしなくてはならないが・・・。 【ポンプはおもい】 新しいカーペットにグレープジュースをこぼしてしまったジョージ。黄色い帽子のおじさんが帰ってくる前に、汚れをきれいする方法を考え出さなくては！多すぎる石鹸と水は、汚れをさらにひどくしてしまう。ジョージは、納屋の動物だち（と単純な工学）の助けを借りて、レンキンスさんの水ポンプを使って汚れを落とす。

今日は、ビルにとって大事な日。模型ボートのコンテストに自分のボートを出すから。ところが、あやまってビルのボートを沈ませてしまったジョージは、入賞を期待するビルのために新しいボートを作ろうと奮闘する。試行錯誤のすえに、沈む素材と浮く素材を区別する。 【ローラーチーム誕生】 さるがローラースケートで滑るなんて、まさか！でも、お客を呼ぶために、おもちゃ屋のダルソン夫婦に、お店の前でそのまさかをするように頼まれたジョージ。ローラースケートをコントロールできないジョージに、ハンドリーが力を貸す。そうするうちに、ジョージとハンドリー、それにニョッキまでが、下り坂をスピードを増して滑っていきながら、運動量と慣性 について学ぶ。

誤ってワイズマン博士のハト時計を壊してしまったジョージは、図書館の大時計の仕組みを調べることにする。ところが、大時計まで動かなくなってしまい、近所の時計師にピンチを救ってもらう。ジョージは時計を修理するためのさまざまな道具の使い方を学ぶ。 【ウサギとかくれんぼ】 田舎の別荘に来たジョージ。近所の友だちのビルが飼っているウサギたちに夢中になる。あまりのかわいさに、ビルが新聞配達に出ている間に、ジョージはウサギにかまわずにはいられない。ジョージがウサギ小屋のドアを開いたとたんに、全部のウサギが逃げ出してしまう。ウサギたちの足跡をの数を慎重に数えながらたどっていき、ジョージはウサギたちを元通りに小屋に戻す。

おいしそうなにおいに誘われてシェフのピスゲッティのレストランにやってきたジョージは、そこで大きなリボンがうるさそうな猫のニョッキを見つける。レストラン評論家を感心させる料理にピスゲッティが取り組む中、ジョージとニョッキは、キッチンでの魔法の実験に挑戦。料理されたすべての食材がスパゲッティのようにやわらかくなってしまうわけではなく、またパスタ鍋に入れてはいけない食材もあることを発見する。 【アートに挑戦】 ジョージのおかげで、レストラン評論家にお店を印象づけることができたシェフのピスゲッティ。ジョージは、ピスゲッティの友だちのグラスさんに紹介され、超高層ビルの窓拭きの仕事をもらう。こざるにはピッタリの仕事のはず。でも好奇心旺盛なジョージは、窓の内側に見える影のおもしろさに気が散ってばかり。