ヴィクトリア・ヴォスバーグ医師はアラスカ猛禽類センターの獣医であるだけでなく、消防署のメンバーでもあった。このエピソードで彼女は、75段もの梯子を登り、羽の傷ついたハクトウワシを救出する。アラスカ野生動物保護センターでは２頭のジャコウウシを保護、そしてアラスカ・シーライフ・センターでは一匹のタコが水槽の中で問題を起こしていた。

海洋センターのホットラインに、親とはぐれたのゼニガタアザラシの子どもについての電話が殺到する。一方、猛禽類センターでは、２羽のハクトウワシが地面に落ちているという通報が飛び込む。野生生物保護センターでは、バイソンが春の牧草を求めて移動する。

アラスカにベビーブームが訪れる。野生動物を保護するヒーローたちは、24時間つきっきりの世話が必要なみなしごの赤ちゃんが次々と届きはじめて大忙しだ。みなしごのラッコの赤ちゃん、巣から落ちたハクトウワシの子ども、生息環境の改善の準備のため保護されたキツネなど、この季節はやることがいっぱいだ。

アラスカの野生動物を救うヒーローたちは、ときには汚れにまみれなければならない。たとえば猛禽類センターのチームは、カラスが魚の臓物に群がる時、手段を選んではいられない。海洋生物センターでは、もれ出した燃料に汚染された疑いのあるアザラシの子どもに対応する。保護センターでは、重傷を負った飼育係が、不潔なヘラジカの池に頭から飛び込む羽目になる。

アラスカ州は制御不可能な山火事と記録的な熱波に見舞われている。みなしごのラッコの子どもが間一髪で炎を免れる。海洋生物センターはすさまじい煙の対処に追われる。野生生物保護センターでは野生のウッドバイソンを調査するための大規模な遠征を計画しているが、熱波が複雑な問題を投げかける。