夫殺しの罪で服役していた元検事のカーリン・ロッソウが釈放される。彼女の娘で刑事のユリアは父親を殺された心の傷が癒えておらず、カーリンを素直に迎え入れることができない。そんな中、車イス生活を送るトーマスが湖で溺死する事件が発生する。事故ではなく殺人の線を追うユリアは、事件発生時に現場にいたトーマスの妹のアンケとその恋人のヤネク、さらにはアンケに好意を持ち尾行をしていたティルに疑いの目を向けるが…。
スーパーマーケットの女社長マヌエラが、氷点下のポーランドのシフィノウイシチェの公園で、下着姿でタクシーにひかれ亡くなった。この不可解な事件の謎を解くため、ユリアは捜査を開始する。司法解剖の結果、マヌエラの死因は頭部外傷によるものと判明。ユリアはマヌエラを殴った容疑者を、彼女とトラブルを抱える数名に絞るが決定的な証拠がない。そんな中、シフィノウイシチェの森に不審者がいるとの通報が入る。
退院し仕事に復帰したユリアは行方不明者の捜索事件を担当するが、そんな中、ユリアの父ユルゲンの愛人であったカミンスカが死亡し、カーリンに再び殺人の容疑がかけられ勾留されてしまう。さらにカミンスカにはヤンという息子がおり、その父親はなんとユルゲンだったことが判明する。カーリンの無実を信じるゾフィーに対して、ユリアは何を信じていいか分からず苦悩するが、行方不明者の事件とカミンスカの死には接点があった。
親のいない青少年を支援する団体が所有する船で火災が発生、1名が大やけどを負った。現場にいた少女シモーネに放火の疑いがかかるが、彼女はかたくなに供述を拒む。この船は10年前に、ウーゼドム島沖合で少年とその両親が乗ったヨットに衝突し、両親が命を落とした。当時、夫がその船に乗っていて事故を覚えていたカーリンは、孫のゾフィーと最近つきあい始めた男友達が、生き残った少年ではないかとの疑念を抱き、事情を探る。
違法なストリートレースを行っていたドライバーが警察から逃走し、ひき逃げ事故を起こす。その直後、友人の8歳の息子を預かったカーリンも車で移動中に事故に遭う。カーリンは意識を取り戻すが、少年は行方不明に。現場に残された車の痕跡から同一人物の犯行として捜査を進めていく。一方、放火事件の裁判が行われることになり、無実のシモーネが有罪判決を受けることに耐えられなくなったゾフィーは、真実を語る決意をするが…。
警察を離れたユリアは、骨休めに行くと家を出たまま、連絡が取れなくなった。ユリアがある人物を捜しにポーランドに行ったと知ったカーリンは、ステファンと共にポーランドへ向かう。そのころユリアは、何者かのアジトでケガを負い、囚われの身となっていた。ユリアの泊まっていたホテルに着いた2人は、ユリアが捜していた男が、危険な犯罪者だと知る。ユリアの無事を案じる2人は必死で彼女の行方を追うが…。
カトリーン・ザース
Karin Lossow
リサ・マリア・ポットホフ
Julia Thiel
Peter Schneider
Stefan Thiel
エマ・バディング
Sophie Thiel
マックス・ホップ
Dr. Brunner