キミの声に恋してる

風凌に初出社した鹿希は、声優班を羨ましく眺めながら、受付係として書類の受け渡しや出前注文などを担当する。鹿希は雑用をこなすうちに、林楠と麦大に共通点が多いことに気づき、従弟の兪小天 (ユー･シアオティエン) に筆跡調査を頼む。その頃、風凌では新作「遥かな道」のアフレコ作業が始まり、スポンサーが指名した有名声優がスタジオ入りする。

受付でくすぶる鹿希は、失敗をごまかそうとして林楠を怒らせてしまう。何とかクビになるのを回避したい鹿希は、林楠の前で“麦”に関するグッズを使い、麦大を匂わせる作戦に出る。そんな中、風凌では声優班のメンバーが全員集合する。林楠に呼ばれて声優班に参加した趙俊然 (ジャオ･ジュンラン) は、風凌の共同創設者･周娜 (ジョウ･ナー) に一目ぼれする。

風凌で林楠とケンカ別れした人気声優の飛大 (フェイダー) は、梁一川 (リアン･イーチュワン) が社長を務める遊竜 (ヨウロン) に活動の場を移し、鹿希は録音スタジオへの出入りを許される。そんな中、林楠は会議で不満を大爆発させ、社員と大ゲンカする。心配した鹿希は社員たちをなだめ、仲を取り持とうとするが、なぜか林楠の機嫌はすぐに直ってしまい…。

林楠は「遥かな道」の配役を決めるオーディションを開催し、鹿希の参加を許可するが、鹿希は実力不足を指摘され落ち込む。登場人物の悲痛な感情を理解するため、鹿希は食事を抜こうと考える。一方、俊然は父親の会社で働く弟に呼び出され、「声優よりいい仕事がある」と説得されているところを、偶然周娜に見られてしまう。