紐育港に降り立った、1人の日本人女性。凛々しい面立ちをしたその女性が訪れたのは、舞台『クレオパトラ』の稽古中のリトルリップ・シアター。ジェミニやリカ、サジータが3人がかりで挑んでも、軽く受け流す腕前を持つ女性の構えは、どこかで見たことのある二刀流…。「か、母さんっっ!!」――――その正体は新次郎の母親、大河双葉であった。久々の親子の再会。しかし、新次郎が“プチミント”姿だったことから、星組メンバーを巻き込む大河親子の勘違い騒動が巻き起こる! 一方、紐育の街中では、また1つ人々の心の光が失われようとしていた。その影に潜むのは、やはりあの褐色の青年だった…!