テクノーラ社の国際宇宙ステーション“ISPV-7”へ新人がやってきた。彼女の名はタナベ。配属先はデブリ課である。だがそれは周囲から半端者で反抗的な者の集団“ハン課”と呼ばれ、さげすまれる職場だった。しかも先輩にあたるハチマキは、職場にオムツ姿で現れるような最低男で、タナベはショックを受けるが・・・。
ハチマキの同期であるチェンシンが副操縦士に昇格することが決まった。祝杯をあげたものの、宇宙パイロットとしての親友の出世にハチマキの心中は複雑だった。彼の「マイ宇宙船獲得計画」という悲願が、まったく進展を見せていなかったからだ。そんな時、ハチマキが回収に失敗した小惑星探査機が再び舞い戻ってきた・・・。
宇宙空間とは常に死と隣りあわせの職場だ。タナベにもいざ事故という時に備えて遺言状を書くよう業務命令が出た。何を遺書に書けば良いのか真剣に悩んでしまうタナベ。そんな時、50年以上も前に宇宙葬にされた航宙士の遺体を載せた棺が戻ってきた。遺族の娘が再び宇宙葬を依頼した時、タナベはその措置が納得できず・・・。
ハチマキたちのデブリ回収を見学にきた連合議長の息子コリン。高飛車な態度をとるコリンに対し、部外者は禁止だとつっぱねるハチマキ。だが、議長の息子に気を使う上司たちに無理やり受け入れさせられてしまう。同乗していた管制課のクレアが進路変更を指示したその先にあったものを見て、ハチマキは血相を変えるが・・・。
久しぶりの休暇で月に4日間かけて向かうことになったデブリ課のハチマキ、タナベ、フィー。初めての月旅行にタナベは大喜びだったが、早々に財布を紛失してしまう。そんな中、ハチマキは船内でシアという少女と出会い、宇宙船の話題で仲良しになる。そしてハチマキたちが船に乗って3日目、大事件が発生して・・・。
ハチマキ、タナベ、フィーはようやく月に到着した。初の休暇と地球の6分の1の低重力で大はしゃぎのタナベ。ハチマキは彼女を滞在用アパートまで連れていく。その一角は実に怪しげな雰囲気で、出迎えてくれた住人も忍者にかぶれた奇妙な人ばかりだった。彼らは、低重力を応用した忍法で次々と戦いを挑んできて・・・。
田中一成
声の出演
ゆきのさつき
折笠 愛
子安武人
Yuri
緒方愛香
Philippe