ライフ 私たちの生きる道

4戸が入るマンチェスターの集合住宅で、愛と親子関係、喪失、自己発見を描いた4つのストーリーが絡み合いながら展開する。旧友に再会したゲイルは、結婚生活の問題を見抜かれて動転。ベルは妹のルースが入院したことで反抗的な姪マヤを預かることになり、規律正しい生活が一転して混乱に陥る。デヴィッドは妻ケリーを置いて休暇に出かけ、魅力的なサイラと出会う。出産が迫るハンナはリアムとつきあい始めて日が浅いが、欧州旅行から戻ったおなかの子の父親アンディと再会して意気投合する。それぞれの人生が混乱の渦に巻き込まれ、さまざまな出来事につながっていく。

住民たちは何事もなかったかのように過ごそうとするが、そうもいかない。今までどおりの生き方を続けるか、未知の世界へ足を踏み入れるか。それぞれが選ばなければならない。ベルはドミニクとの熱い夜を画策するが、マヤのせいで計画を大幅に修正。ケリーの大学時代の友人たちと会ったデヴィッドは、ケリーに対する見方の違いに戸惑い、自分が知るあらゆることを疑い始める。ゲイルは夫ヘンリーに尽くし続けようと努めるが、その献身を試される出来事が起こる。ゲイルとサイラが偶然出会ったことで、サイラは再びデヴィッドに接近。リアムと衝突したアンディは、ある決断を迫られる。

各自が人生における真実と向かい合い、後戻りのできない行動に出る。デヴィッドは何を見つけたいのか分からないまま、ケリーの過去を調べる。彼は疑念を晴らせるのか、あるいは自分の知らないケリーの真実におびえ続けることになるか。リアムと口論したハンナは、思いがけずアンディと親密な雰囲気になるが、邪魔が入ってしまう。ベルの元夫ニールが再び彼女の人生に戻ってくる。マヤがベルを最も必要とする夜に、ベルは姪の元に駆けつけるだろうか。ゲイルはヘンリーと激しく衝突しながら、新婚当初からの2人の結婚生活を思い返し、とうとう夫婦関係についての本当の気持ちをヘンリーに告白。ゲイルはヘンリーに忠実であり続けるのか、ついに決断を下すのか。

秘密とウソが限界に達し始めた夜、住民たちの人生が劇的にぶつかり合う。ヘンリーはゲイルの決断がもたらした結果と格闘し、友人や家族に秘密がバレないように苦心するが、家に友人がやってきて…。ハンナとリアム、アンディ、ギャビーの4人が集まった緊張感に満ちた夕食会では秘密が渦巻く。デヴィッドとサイラは新たなスタートを切るが、ベルの横やりで2人とも感情を逆なでされる。ニールはベルに思いがけない申し出をし、ベルが隣人たちと衝突するきっかけを作る。他人同士だった住民たちが交差を始め、それぞれの人生が変わっていく。

住人たちは全員、みずからが招いた状況から抜け出せないでいる。果たして窮地を脱することはできるだろうか? 身も心も生まれ変わったゲイルは家に戻ってまもなく、自分の行動がもたらした結果と向き合うことを余儀なくされる。ベルの部屋に転がり込んだ妹のルースは、マヤ以上の混乱をもたらしベルの考え方を変える。デヴィッドはついに、ケリーの秘密を解き明かす鍵をベルが握っていると気づく。しかし真実を知っても、どう行動するか決めるためには信仰とモラルの問題に直面しなければならない。ハンナは女友達との結婚祝いで心が揺れ、アンディの真意を確かめに行く。建物の前で話すハンナとゲイルは、お互いの追い詰められた状況を知る。

ハンナの結婚式当日。デヴィッドはケリーと結婚式を挙げた時の映像を見ながら、彼女に問いかける。過去の真実と向かい合うデヴィッドとサイラ。サイラによって人生をひっくり返されたデヴィッドは、サイラを同じ目に遭わせるのだろうか? ルースとマヤに促されたベルはアルコール依存症の自助会に参加し、意外な人物と出くわす。ハンナはアンディと再会して以来、悩まされ続けている問題と向かい合う。ハンナが正しい道を見つけられるよう手助けできるのは自分だけだと、ゲイルは気づく。住人たちの人生が複雑にもつれ合う。果たしてその結末は?