「愛の若草物語」から十数年後のお話しです。マーチ家の次女ジョーはベアとの結婚後、マーサおばさんからプラムフィールドの屋敷を受け継ぎ、“勉強と保護と愛情を必要とする少年たちの楽しく家庭的な学校”にしました。そこへ“おてんばナン”と呼ばれる活発な少女が訪れます。ナンはやって来るなり学校の少年たちとにぎやかな騒動を起こします。どうやらここは普通の学校とは違うようです…。
エピソード1
プラムフィールドへようこそ
ナンという少女が勉強のためコンコードにやってきた。プラムフィールドという学校からナンを迎えにジョー先生が来る予定だったが、ナンは1時間も早く待ち合わせのコンコード駅に着く。
エピソード2
川と野原はステキな教室!!
入学したナンにイタズラをした罰を受けることになった男の子たち。同じようにジョー先生はナンにも罰を与える。その罰はナンが先生になり、プラムフィールドのみんなに授業をするという罰だった。
エピソード3
イチゴつみと黒い森
まだ小さいロブに気づかれないように、みんなはこっそりとイチゴ摘みに出かけようとする。しかし、ロブが気づき、自分もイチゴ摘みに行くと言い出す…。
エピソード4
約束の小箱
ジョーは森の奥でナンとロブを見つけ出し、プラムフィールドに連れて帰った。翌日、ナンはみんなにジョー先生との約束を破り、森の奥へ行ったことを自慢げに話すのだった。
エピソード5
小さなバイオリン弾き
雨の中プラムフィールドにずぶ濡れのナットという少年が訪ねてきた。ナットは両親を亡くし困っているところをローレンス氏に助けられ、プラムフィールドを紹介されたのだった。ナットはバイオリン弾きだったが…。
エピソード6
トミーバングス商会
ナットがプラムフィールドにやってきた翌日、ナットは子供たちがそれぞれ自分の仕事を持っていることを知る。来たばかりのナットを気づかい、トミーはナットに卵探しの手伝いを頼むのだった。
愛河里花子
楠葉宏三