アメリカで生まれたセディは、新聞記者であるお父さんと、お母さんのもとで元気に暮らしていました。しかし、イギリスの貴族の跡継ぎでもあったお父さんの死をきっかけに、セディはイギリスに渡り、貴族としてお祖父さんのドリンコート伯爵のお城で暮らすことになります。伯爵はお母さんのことを嫌っていて、セディはお母さんと一緒に暮らすことができません。それでも変わらないセディの純粋な心に触れ、ドリンコード伯爵の凍てついた心は溶けていきますが…。
エピソード1
ニューヨークはぼくの街!
ニューヨークで貧しいながら父と母と幸せに暮らしていたセディ。ある日セディはクラスメイトのエリックが母親の薬代を稼ぐためにタバコを売っていることを知る。
エピソード2
ぼくにおじいさんがいた!!
ジェイムズは、父が病で倒れてイギリスに一人で帰ってきてほしいと連絡を受けていた。ジェイムズはイギリスに帰ることを断り続けていたが、自分のおじいさんが病気だと言うことを知ったセディは、みんなでお見舞いに行こうと言い出す。
エピソード3
おじいさんは悪いひと?
イギリスのロンドンにやってきたセディ。しかし、ジェイムズの父、ドリンコート伯爵はジェイムズ以外とは決して会おうとはしなかった。
エピソード4
ぼくは何も知らなかった!
イギリスから戻ったジェイムズは、編集長から借りたお金を返すために必死に働く。一方おじいさんの病気を心配するセディは、早くおじいさんが良くなるようにと励ましの手紙を出す。
エピソード5
死なないで、父さん!
医者のガストン先生の診断の結果、ジェイムズは心臓を悪くしていたことがわかった。しばらくしてジェイムズの体も少し回復し、セディとの約束の釣りにでかける。
エピソード6
母さん、ぼくは泣かないよ!
ジェイムズの葬式が終わってからも、セディは父が亡くなったことで友達に心配させないようにと明るく振る舞う。しかし、どうしても父との思い出がよみがえり、悲しみから立ち直ることができないでいた。
折笠 愛
楠葉宏三
石森史郎