代理リベンジ

前年度、写真部の部室で後輩のミン･ソナに性的暴行を加え、学校から処分を受けていたサ･ジュンギョンが、ヨンタン高校に戻ってきた。ウォンソクのことをののしっていたジュンギョンに、チャンミは真向からぶつかっていく。 スホンは医師から、脳腫瘍が原因で性格に変化が起きる可能性があることと、手術はできないという事実を伝えられ、ショックを受ける。そんなスホンの前に、ウォンソクの彼女だったホン･アジョンが現れる。アジョンはスホンに預けていた携帯を返してもらい、チャンミからのメールを目にする。スホンは、チャンミがウォンソクのことを知らなかったように振る舞っていたのを怪しいと思い始める。 チャンミは兄ウォンソクに関する真実を探る過程で、アジョンの代わりにウォンソクの情報を与えてくれる新たな人物を見つける。ヨンタン高校から別の高校へ転校していった女子生徒、イム･ソミだ。そしてソミから、それまでチャンミが知らなかったウォンソクの別の顔について知らされ、大きなショックを受ける。 一方、急に大金が必要になったスホンの前に、ソヨンが現れてこう言う。 「ジュンギョンを退学させてお金をもらおう。」

ジュンギョンを成敗して家に帰る途中で、スホンはチャンミとばったり会う。スホンは自分の犯行がバレるのではないかという不安に駆られる。翌日、ジュンギョンはヨンタン高校を自主退学し、生徒たちはジュンギョンを成敗した者をヒーローと呼んであがめるようになる。 兄であるウォンソクの過去の行為に失望したチャンミは、ウォンソクを恨みながら納骨堂を訪れる。そこでチャンミはスホンと出くわす。チャンミとスホンは互いのつらい経験を打ち明け合い、親しくなっていく。 チャンミはウォンソクについての新たな情報を得るためにキ･オソンを訪ねる。真実を聞き出すことはできなかったが、オソンが隠していた秘密を目にする。そして、それを目撃してしまったことが、チャンミに新たなトラブルを招く。 一方、写真部の部室で起こったリンチ事件について、警察が捜査を開始する。さまざまな証拠が見つかり、スホンに対する警察の包囲網が徐々に狭まっていく。チャンミはウォンソクもヒーローに成敗されたのではないかと思うようになり、スホンの後をつける。

講堂でチャンミを襲撃したり、クク･ジヒョンの合成ヌード写真を拡散させるなどの計略で、何者かがヨンタン高校からチャンミを追い出そうとする。そしてその圧力はどんどん強まっていく。スホンは、これからもっとひどい目に遭うぞと言いながら、元の学校へ戻るようにとチャンミに警告する。そしてスホンの予想どおりチャンミは、住んでいた受験生寮から追い出されてしまう。苦境に立たされたチャンミの前にスホンが現れ、思いがけない提案をする。 ジェボムはチャンミの依頼を受け、チャンミを襲撃した犯人の姿を見るために講堂の防犯カメラの映像を確認する。そして映像の中に何かを見つけ、ショックを受ける。 一方、チャンミのロッカーの中には２枚目のメモが入っていた。またしても講堂へ来るようにという内容のメモ。チャンミは無視しようとしたものの結局は講堂へ行き、兄のウォンソクの死に関わる衝撃的な真実を目にする。

警察はようやくウォンソクの事件を殺人に切り替えて本格的な捜査を始める。聞き取り調査の中で生徒たちは、それぞれが別の者を容疑者だと見なす。 チャンミは、ウォンソクの遺品を一緒に取りに行ってほしいとスホンに頼む。ウォンソクの遺品を見たスホンは、自分の死後を想像してしまい悲しい気持ちになる。チャンミは、そんなスホンをそばで見守る。 ついにアジョンが登校し、チャンミはアジョンから、ウォンソクがウソをついていたと知らされる。ウォンソクの足跡をたどるうちに、チャンミは新たな人物と出会う。前年度にヨンタン高校を自主退学したクォン･セジンだ。 一方、ソヨンは２人目のターゲットを見つける。同級生を惨殺しても処罰を免れていた、触法少年のチュ･ヒョッコンだ。

ヒョッコンが死んだという事実を知ったスホンとソヨンは激しく動揺する。警察は、ヒョッコンの事件とヨンタン高校の写真部の部室で起きたリンチ事件との間に似ている点があることに気づき、スホンが犯人であると見て捜査を始める。 セジンがチャンミを訪ねてくる。そしてウォンソクが死んだ日に自分が目撃した内容をチャンミに打ち明ける。学校ではチャンミとウォンソクが双子だとのうわさが広まる。チャンミに同情する者もいれば、からかう者もいた。そして協力を申し出る者もいた。 一方、失われていたジェボムの記憶が少しずつ戻り始める。ジェボムの記憶の中にこそウォンソクの事件の真相が隠されている。記憶が安定しないジェボムはおかしな行動を見せ、そんなジェボムをオソンが支える。 それまでずっと我慢していたチャンミは、ついに怒りを爆発させてしまう。やっと兄の復讐をする時が来たようだ。