別巡検

1896年、国内と国外を騒がせた3件の連続殺人と軍部大臣の暗殺事件と関連して強制解散させられた別巡検。カン・スンジョ率いる別巡検が解散し1年が経った1897年。朝鮮王朝は大韓帝国と国名を変え、別巡検も新たなメンバーで復活することになった。ムヨン(イ・ジョンヒョク)を総指揮官とする新たな別巡検は、漢城の治安安定に向けて様々な事件を解決していくのであった。初事件は、逆さ吊りの遺体が発見される連続猟奇事件だ。西洋式建物の工事現場に逆さに吊るされた死体。尋常でない傷痕、血まみれのおぞましい事件現場を見て、ムヨンはただ事ではないことを確信する。事件現場で見つけた手がかりを追跡すると、死体の身元は米殻商のドゥマンだと判明する。身元が分かった別巡検は、容疑者を追跡する中、また別の殺人事件が発生する。そして、それは同じ手口の連続殺人事件だった。被害者の共通点を探りながら、事件の実体に近づいていく別巡検たち。ムヨンは他の巡検たちと共に捜査を進めながらも犯人の理解しがたい行動に頭を悩ませるのだった。そしてムヨンは、捜査をしながら警務官の父を自殺に追いやった12年前のある事件との共通点を感じ、ひたすら不安に駆られるのだった。