時は1721年。朝鮮王朝第20代王の景宗時代、王位継承問題による辛壬士禍が起こった。その事件後、英祖が王位を引き継ぎ21代王となるが、この事件に巻き込まれたことで彼の人生は変わってしまい一生消えない傷を残すことになった。
辛壬士禍の真実を確かめようとしたせいで、父子間に溝が出来てしまい、いつの間にか思悼世子は英祖を恐れるようになっていた。だが妻の恵嬪ホン氏に支えられ、英祖のちょう愛を受けられる息子になろうと思悼世子は努力するのだが…。
思悼世子と和協王女は英祖の目を盗んで和平王女を見舞うが英祖にバレてしまい、階段から突き落とされて病床に伏してしまう。英祖は、そんな思悼世子を心配するどころか、和平王女ばかりに愛情を注ぎ、さらには懐妊していることを知って大喜びする。
英祖の子供を生みたいと願うムンはミン女官に呼び出され、はかない夢を見るなと叱責される。だが、ムン女官はソングクを利用して、英祖に近づこうと計画する。一方、思悼世子は、宮中内で流れる悪い噂を耳にして、英祖に逆らい、娯楽にふける毎日を送るが、そんな世子のために惠嬪ホン氏は献身的に夫に尽くす。
和平王女はムンに噂を流した罪を問い詰めている最中に陣痛に襲われ、死産してしまう。和平王女が生きていることを知ったムンは自ら命を絶とうとするが、その和平王女までもが他界してしまう。英祖は、ちょう愛していた和平王女の死により深い悲しみに暮れる。
和平王女の死で、生きる気力を失ってしまった英祖は病に伏してしまい王の座を譲ろうと決心する。思悼世子は王意を撤回するように訴えるが、その意は受け入れられず、思悼世子が英祖の代理を務めることになる。思悼世子は英祖に認められようと努力するが、英祖の怒りに火をつけるばかりだった。