損保会社の内部監査室で働き、日帰り出張で全国を飛び回っているサラリーマン高宮進 (眞島秀和)。彼の密かな楽しみは、出張先で見つけた選りすぐりのご当地グルメを帰りの新幹線でひとり堪能すること。その土地ならではの酒と肴、駅弁、さらにはスイーツまで揃えたら、今宵も、居酒屋新幹線、開店!
エピソード1
金沢・料亭編
自転車で仕入れたのは、加賀百万石の贅沢グルメ。高宮進が金沢支店で監査の仕事中、経理部社員の高橋に声をかけられる。今日は、進が仕事を早く終えて観光に行けるよう、帳簿を完璧に仕上げたと言う高橋。高橋に薦められた電動自転車で街中を巡り、干菓子とクラフトビールを手に入れる。思いのほか自転車散策を楽しんだ後、朝取り置きをお願いしていた人気の駅弁を受け取って帰路につく。帰りの新幹線の車内でひとり居酒屋を満喫していると、高橋に言われたことをふと思い出す。■お品書き:加賀棒茶スタウト、NoKAこんか漬 たらこ/さば燻製、純米大吟醸KISS of FIRE、旬華旬菜、地の香
エピソード2
敦賀編
仕込みのお供は外国人。居酒屋新幹線も一期一会。敦賀で日本海を眺めながら、新幹線の延伸に感慨深い高宮進。ノープランで仕込みに向かい、わさび昆布と貴醸酒を購入。すると、仕事で鯖江に単身赴任中の志偉に道を聞かれ、彼が向かうお店に付いていく。志偉もグルメ好きで、休みの日は日本各地で美味しいものを探しているらしい。志偉の案内で一緒に仕入れたのは、皮ようかん、浜焼さば、みかんのビール。そして帰り際、志偉から敦賀のソウルフード・フジバーグを渡される。■お品書き:敦賀東浦みかん914ビール、フジバーグ、浜焼さば、黒龍 貴醸酒、元祖鯛鮨、皮ようかん、わさび昆布
エピソード3
長野編
宴のためなら苦労をいとわず。事前準備は周到に。長野支店での監査が早く終わり、仕込みに気合いが入る高宮進。善光寺の門前通りを歩きながらアップルブランデーを買ったところで、焼きおやきの店を発見。店員から焼きおやきはここだけと聞いた進は、店の囲炉裏で焼かれたおやきを入手。その後、信州味噌店のお惣菜や市田柿のスイーツを購入し、長野駅からバスで30分程かかる松代地区に遠出する。そこで念願の松代限定クラフトビールを仕入れるも、帰りのバスに乗り遅れてしまう。■お品書き:松代エール カイヅ、焼きおやき 野沢菜/あずき、いいづなアップルブランデー ふじ&高坂りんご、おばんざいセット、市田柿ミルフィーユ
エピソード4
長岡編
酒と肴から歴史を知る。長岡花火と米百俵の精神。長岡での抜き打ち監査を終え、ひどく疲れた様子の高宮進。発酵と醸造のまち・摂田屋地区に向かい、お団子屋で長岡赤飯、新潟県で最も古い蔵元とされる酒ミュージアムで吟醸酒、発酵ミュージアムでビーフジャーキーを購入。その後、駅ビルで、新潟の代表的な家庭料理・のっぺや、鮭の焼漬け、菊とかぶの酢漬を仕入れていると、「米百俵」と書かれたあげもちのコーナーが目に入る。長岡花火の最後の打ち上げ花火が米百俵花火だった。■お品書き:HEISEI BREWING 臥龍長生、ニイガタビーフジャーキー、吟醸 極上吉乃川、越後お惣菜 鮭の焼漬け/のっぺ、菊とかぶの酢漬、長岡赤飯
エピソード5
福井編
あの人と再会! 福井の銘菓に家族の大切さを思う。福井駅前で恐竜の像を見上げる高宮進。仕事を終え街中に出ると、敦賀で出会った志偉と偶然再会。2人で200年以上の歴史ある酒蔵を訪れ、定番の日本酒を手に入れる。一緒に福井城址を散歩中、離れて暮らす家族のことを思い出す志偉。志偉と別れ一人になった進は、日本の三大珍味の1つとされる越前仕立て汐うにと、福井の銘菓・羽二重餅を購入。そして、小鯛のささ漬、へしこのおにぎり、若狭梅酒を仕入れたら、福井セットの完成だ。■お品書き:常山 純米辛口 超、越前仕立て汐うに、若狭梅酒、へしこのおにぎり、小鯛のささ漬、たくあん煮、羽二重餅
エピソード6
上田編
イケオジパパ健在?! 真田十勇士に導かれた発酵食。上田支店を出て、ごきげんな高宮進。娘の咲からの手紙に、父兄参観で進がイケオジ選手権1位に選ばれたと書かれていたのだ。体型を維持してカッコいいパパでいるために、本日のテーマは健康。歩いて真田十勇士の像を巡り、柳町通り、別名、発酵通りで、350年続く酒蔵の純米吟醸酒、ゆず味噌、酒粕を使った鶏ハムを仕入れる。が、たくさん歩いて健康になった気がして、行列ができる地元の名物・志゛まんやきも買いたくなってしまう。■お品書き:信州亀齢、ゆず味噌、自家製鶏ハム、カンパーニュ、あゆ天重弁当、志゛まんやき