辛亥革命により清朝が滅び、近代国家としての第一歩を踏み出した中国。その後、国を揚げて軍事力強化が進められるなか、正義感の強い謝襄 (シエ・シアン) は尊敬する兄・謝良辰 (シエ・リアンチェン) の遺志を継ぐことを決意し、兄の名前で女子禁制の烈火士官学校に入学する。そんな謝襄を待っていたのは過酷すぎる訓練、そして名門出身のイケメンながら「超」がつく問題児のルームメイト・顧燕幀 (グー・イエンジェン) だった…。
エピソード1
最悪の出会い
辛亥革命後、混乱を極める社会情勢のもと、全国で軍事教育が強化された。謝襄 (シエ・シアン) は、ある理由から兄の謝良辰 (シエ・リアンチェン) になりすまして烈火士官学校の入学審査を受け、奥の手を使って合格。その夜、親友の譚小珺 (タン・シャオジュン) に誘われキャバレーへ行った謝襄は、高官の息子である顧燕幀 (グー・イエンジェン) が起こしたトラブルに巻き込まれ、一緒に警察に捕まってしまう。
エピソード2
宿舎生活
烈火士官学校への入学初日。いきなり教官からの厳しい指導の洗礼を受け、謝襄たち新入生は面食らう。そして、その夜、宿舎の部屋で謝襄の前に現れた同室者は、あの顧燕幀だった。女性ものの下着を見られた謝襄は大いに焦り、「部屋を変えてもらう」と息巻いて出ていこうとした時、教官から集合の号令が。教官は士官学校の厳しい規則を一通り伝えると、私物の検査をすると言う。慌てる謝襄の姿に、顧燕幀が取った行動とは…。
エピソード3
落ちこぼれと問題児
厳しい訓練の中、落ちこぼれの謝襄と問題児の顧燕幀はケンカばかり。そうして迎えた初めての休暇、女性の姿に戻った謝襄は譚小珺と外食に出かける。連れて行かれた店で2人を待っていたのは、キャバレーでの騒動の被害者である曲曼婷 (チュー・マンティン) だった。さらに同学の沈君山 (シェン・ジュンシャン) まで現れ、謝襄は慌てて逃げ出すことに。一方、夜道を歩く顧燕幀を待ち伏せしていたのは、武装した男たちだった。
エピソード4
パーティーの同伴
医務室から逃げ出した謝襄を見て、何か感づいた様子の顧燕幀。その夜、謝襄は亡き兄の夢で目が覚めてから眠れず、ひとり外に出た。聴こえてきたのは沈君山が吹くハモニカの音だ。国内での騒乱のさなかに帰国した理由を話す沈君山に、謝襄は兄の面影を見いだしていた。ある日、紡績工場の落成式に出席するため、謝襄の父親が順遠にやってくる。女性の姿で父親を出迎えた謝襄はパーティーに同行することになったが…。
エピソード5
演習と襲撃
顧燕幀は沈家でのパーティーで謝襄を目撃した。謝襄の過去の言動を思い返し、ますます疑念を強めていく。一方、沈聴白 (シェン・ティンバイ) は自分を快く思わない日本商業会議所の会長、佐藤が曲曼婷の命を狙うのではないかと案じ、彼女に護衛をつけて行動を制限することに。だが、早く仕事を終わらせて上海に帰りたい曲曼婷は、沈聴白の影響が及ばない軍事演習場での撮影を思いつく。
エピソード6
山南酒館
足を負傷した謝襄は、沈君山に助けられ難を逃れる。その頃、気を失った顧燕幀も曲曼婷におぶわれ、曼婷の叔母宅に運ばれていた。一方、曼婷が日本人に襲われたと知った沈聴白は、大勢の武装した部下を連れて日本商業会議所を襲撃。曼婷に何かあればただでは済まさないと佐藤に警告する。家に戻った曼婷は、芸能活動に反対する父親と大げんかし、山南酒館でやけ酒をあおっていた。するとそこに酔っ払った客がやってきて……。
バイ・ルー
呉佳怡
シュー・カイ
トビー・リー