子グマの保護センターで、6頭の赤ん坊が保護された。毎年多くの子グマが、人間との衝突が原因で孤児になっている。保護センターはそうした子グマを引き取り、独自に考案した3つのステップに沿って訓練を受けさせ、野生に返しているのだ。しかし子グマたちは様々な条件を満たさなければ自立できず、運が悪ければ一生自由な生活は送れない。最初の関門は、きちんと歩けるようになること。ところが、体の発達が遅れている子グマがいた。果たして6頭は、無事に自立することができるのだろうか?
囲われた森の中で、初めて自然と触れ合った子グマたち。森での生活に慣れてきた6頭は、ついに囲いを出て隣接する訓練場で自立に向けたトレーニングを始める。水の中を泳ぐ訓練や、土に埋まった食べ物を掘り当てる訓練、脂肪分の豊富な食べ物を探す訓練などだ。しかし、たとえこれらのスキルを習得しても、体重が40キロ以上にならないと生き延びる可能性が少ないことからリリースはお預けとなる。6頭の中で最も心配されるのは、一番小柄なパシャだ。残された10週間で6頭は万全の準備を整えられるのだろうか?
Gordon Buchanan
司会
Anwar Mamon
プロデューサー
Wendy Rattray
Ted Oakes
エグゼクティブプロデューサー