行動科学の視点による分析を得意とする著名な学者アレック・マーサー。彼は大学で心理学を教える傍ら、元妻でＦＢＩ捜査官のマリサらに頼まれて犯罪捜査にも協力していた。ある日、市長から相談の連絡が入る。インフルエンサーのジャスミンが殺され、元カレのディランが容疑者となったが、市長は幼い頃から知る彼がそんなことできるはずがないというのだ。ディランは罪を認めているものの記憶の細部があやふやだった……。

行動科学の名教授アレックを熟練記者ＣＪが訪れた。何者かに放射性物質を飲まされ、じきに死ぬので犯人捜しを手伝ってほしいと言う。彼女がベラルーシの富豪について執筆中だったという話を聞いたところでＣＪは気を失ってしまい入院する。アレックは見舞いに来た執筆パートナーのジーンから、その富豪に関する情報提供者ユーリについて聞くが、アレックがユーリの居場所を突き止めた直後に、ユーリは射殺されてしまう……。

２０年前の爆破事件の犯人捜しで進展があり、アレックはＦＢＩへ。捜査再開の決定を喜んだのもつかの間、近くで旅客機が墜落する。現場に駆り出されるマリサの依頼を受け、アレックも同行することに。機長らは死亡、乗客の半数は助かっていた。墜落の原因は機長自殺の線で進むが、アレックは自殺なら生存者が出ないように墜落するはずだと考え、手掛かりを探しに助手のフィービーとリズワンを伴って機長の自宅を訪ねる……。

新刊のサイン会に出たアレックは、娘ベロニカを誘拐されたというキースに助けてくれと頼まれる。彼の自宅でキースと妻タラの話を聞いていると誘拐犯から電話があり、２７０万ドルもの身代金を要求される。アレックはマリサを呼んで協力を仰ぐ。そこへ大企業の社長テッド、彼の息子トレイ、企業フィクサーのローズが現われる。テッドは、タラが元部下だから助けに来たと言うが、実は２人はかつて不倫関係にあった……。

アレックに、かつての教え子カミーユから電話がかかってくる。ラスベガスでポーカー選手となったカミーユは対戦相手イーサンにイカサマをされ劣勢だと助けを求め、アレックはカイリーらを連れて現地に向かう。早速探りを入れたアレックたちは、連勝は人魚のお守りのおかげとうそぶくイーサンのイカサマを確信する。しかし、そこへ高利貸しのドミニクが現われ、カミーユが今大会で負けると多額の借金を背負うことになると聞き……。

半年前に警官が一般人を誤って射殺した事件の民事裁判が首都ワシントンＤＣで行なわれている。自宅にいた建築検査官ジョシュアを、バイパー部隊が誤射してしまったのだ。警官と区を相手取り提訴したジョシュアの夫メイソンがカイリーと同じ大学だったこともあり、アレックが原告側の専門家として証言することに。だが、被告側が用意した専門家は「警官の発砲を正当化する天才」アトウッド博士。アレックは裁判で闘うが……。