武林藩では前盟主・林ショウ天が亡くなって以来、盟主不在の状態だった。そこで新しい盟主を決定し“七星剣法”を継承するために、各地から武芸者が集まっていた。戦家の女家元として、清泓は武林大会への参加を決意する。初めて見る君安城にお上りさん状態の清泓。実は林ショウ天の息子で江湖一の美男と名高い林放に会うことも、目的のひとつだった。しかし、すごい人だかりで林放を見ることができなかった清泓は、一目だけでもと屋敷に忍び込む…。
江湖で有名な盗人・鳳不飛が、暖心珠という宝を狙っている。そんな噂を耳にした清泓は、鳳不飛と夏侯将軍の争いに紛れ、暖心珠を手に入れる。しかし、盗まれた秘伝書を追っていた温宥と出会い、偶然とはいえ乙女の辱めを受けてしまう。翌日、清泓は林家の招きを受け、先日屋敷で出会った青年が林放であることを知る。武林の英雄・リンショウテンを父に持つ林放だが、不治の病で戦いに必要な内力がなく、清泓の力を借りて武林大会に出たいという。
山賊の白虎団に捕まった清泓は、暖心珠を使って危機から脱しようとする。一方、鳳不飛によって誘拐された林放は、同じ洞窟の裏側にいる清泓の悲鳴を聞き、彼女を救おうとする。一度は危機を脱した清泓だったが、今度は鳳不飛から暖心珠を奪われそうになる。また、武林大会を数日後に控え、盟主代理の顧家で、各門派を迎えた宴が執り行われる。清泓も戦家の代表として出席するが、遼東の猛士の蘇覇天から父親への誹謗を受け、勝負を挑む。
蘇覇天との勝負で負傷した清泓は、顧家で傷を癒やしていた。そんな清泓を、林放は飾り灯籠の祭りへ連れ出す。一方、温宥も幼なじみの華姚姫の願いで、妹の柔と共に灯籠見物に出かけ、清泓たちに出くわす。ある夜、夏侯将軍の家に林放の姿があった。そこで彼は武術が使えない分、知略で勝負すると夏侯に武林大会での秘策を明かす。武林大会当日、林放と共に戦うことを誓った清泓は、温宥に対して共に協力して戦おうと提案する。
林放の知略と清泓の驚鴻掠影で、ふたりは第一関門を無事突破。途中出会った温宥と共に、次に駒を進める。大勢の大会負傷者を診る温柔のところに夏侯将軍が現れるが、照れなのか夏侯はその場をすぐ後にしてしまう。第二関門に科せられたのは将棋。参加者自らが将棋の駒となって戦う、皆が協力し合わなければならないものだ。しかし、参加者たちは我先にと駒に用意された服を奪い合い戦う始末。そこで林放は皆をまとめるための知略を巡らす。
戦清泓、林放、温宥の3人は、団結して第二関門を突破し、最終関門に駒を進める。しかし、途中、林放が刺客に襲われてしまい、林放は養父の顧岳で黒幕であると疑うが、顧岳の評判を知る温宥はそのことを信じられずにいた。やがて、真の実力が試される第三関門の口火が切って落とされ、武芸者たちは盟主の座を掴み取るため戦いが始まる。しかし、顧岳の家来である季蕭然が、林放を真っ先に殺そうとし、顧岳の企みが明らかになる。
シン・フェイ
Zhan Qing Hong
于朦朧
Lin Fang
ヤルクン・メルザット
Wen You
マー・ユエ
Hua Yao
Allen Lan
監督