ハンナ･スターンは離婚を専門とする40代の女性弁護士。老舗の弁護士事務所を経営する両親のもとに生まれ、自らもその事務所に所属していたが、意見の相違により母親と衝突し、別の事務所へと移籍する。プライベートでは、弁護士の夫、そして3人の子供たちと仲睦まじく暮らすハンナ。しかし、彼女に舞い込む案件は、どれもシビアで結婚生活の難しさを痛感させるものばかりだった。

ハンナの同僚のクリスティは、彼女の学生時代からの友人で、2人はかつてルームメイトだった。そんな2人が、あるグラビアモデルとサッカー選手の婚前契約を取りまとめる会議に出席する。そこで、グラビアモデル側の弁護人であるハンナは、初めて相手側の弁護人の女性と対面することに。すると、ハンナの横にいたクリスティが動揺する。相手側の弁護人は、なんとクリスティの元妻だった。

マッケンジー夫妻の離婚調停で、母親の弁護士事務所と対峙することとなったハンナ。母親の事務所には、ハンナの妹のニーナも弁護士として所属しており、親子3人が法廷で顔を合わせることになる。妻のゴールディを弁護するハンナは、ゴールディからマッケンジーが所有する不審な口座の情報を入手する。その口座は名義が名前ではなく番号になっており、3年以上もの間、大金が振り込まれていた。ハンナは、調停を有利に進めるために、口座の情報を武器として法廷へと持ちこむ。

ある朝、過激派の宗教団体が不倫サイトをハッキングし、そのサイトの登録者名が流出するという騒動が起こる。登録者には多くの著名人が含まれており、その中にはエマという女性大臣の夫の名前もあった。夫が不倫していたことを知ったエマは激怒し、離婚すると主張。そして、ハンナに弁護を依頼するのだった。エマはそれまでハンナの母親ルースの依頼人であったため、娘に顧客を奪われたと知ったルースは困惑する。

流出した不倫サイトの登録者名簿に、夫のネイサンの名前が含まれていると本人から伝えられ、ハンナが意気消沈する。ネイサンは登録しただけで女性とは会っていないと主張するが、ハンナは不信感がぬぐえない様子。そんな彼女にネイサンは、自らの潔白を証明するために、携帯電話やメールアドレスのパスワードを教える。ハンナはそのパスワードを使い、ネイサンの携帯電話の履歴やメールのやり取りを確認するのだった。

夕食時にネイサンと口論になり、突然家を飛び出したハンナが翌朝帰宅する。ネイサンの浮気が発覚してから、ハンナは彼に対して心を閉ざしていたが、ネイサンはそんなハンナに話し合いたいと懇願するのだった。一方、ハンナの妹のローズは、自らの結婚式の準備に大忙し。マッケンジー夫妻の離婚調停でハンナと対峙し、自らの事務所の経営問題に苦しむルースも、末っ子のローズの結婚が決まり安堵していた。