宮廷恋仕官 ~ただいま殿下と捜査中~
唐の宣宗 (せんそう) の時代、南西部の山岳地帯に住む娘・楚楚 (そそ) は検視を生業とする家で育ち、検視官になるという夢を抱き試験を受けに長安へ。そこで三法司 (※司法関連の三つの官庁である刑部・御史台・大理寺の併称) の長官であり、クールで頭脳明晰な安郡王・蕭瑾瑜 (しょうきんゆ) と出会う。試験で見事な検視を披露した楚楚の卓越した才能に目を留めた蕭瑾瑜は、極秘事件の捜査要員として彼女をそばに置くことに。ある日蕭瑾瑜は、亡き父が持っていた石飾りの片割れを楚楚が持っていることに気付き、父の死の真相を知る鍵を彼女が握っていると確信する。そして蕭瑾瑜は楚楚の生い立ちを知り、ある疑問を抱く。そんな折、楚々が検視をしていた遺体安置所で火災が発生し、楚楚がその場に取り残されてしまう。中に楚楚がいると知った蕭瑾瑜は自ら火の中に飛び込み…。