エピソード1
ブービー・トラップ
その日、マクロス周辺の町は、最大のにぎわいを見せていた。マクロス進宙式に招かれた一条輝は、そのために事件に巻き込まれた。地球に接近した謎の艦隊を察知したマクロスの戦闘中枢は、人間のことロールを無視して、宇宙空間に向けて発砲した。マクロスは、単に落下したのではなく、宇宙規模の戦闘を続ける何者かが、敵に対して仕掛けた罠であった。発砲された敵――ゼントラーディ軍と名のる艦隊から、戦闘ポッドの群れが地球に降下した。人類は好むと好まざるとにかかわらず、ゼントラーディ軍の敵として、戦闘状態へと入ってしまったのだ。そして、それは、進宙式を見学に来た一条輝の身の上にも、戦いの炎となってふりかかった。
23分 · 1982年10月3日
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