16世紀末のエリザベス朝イングランドにやってきたダイアナとマシュー。マシューはかつての仲間たちとの再会を果たすが、キットこと劇作家のクリストファー･マーロウはダイアナへの敵意を隠そうとしない。魔術の指南役を捜そうとする2人は、ある晩、ダイアナが見た魔女の幻影を手がかりに、スザンナ･ノーマンという魔女にたどり着く。一方、任務のため北へ送ったはずのマシューがロンドンにいると知った宰相ウィリアム･セシルは、マシューに命令を下すのだった。

ダイアナはマシューの紹介で錬金術を研究するメアリー･シドニーと出会う。マシューはセシルから魔術師の尋問を任されるが、その一方でロンドンを牛耳るヴァンパイアのハバード師からは彼を救い出すよう頼まれる。かつてダイアナの血を飲んだことをハバード師に知られたマシューは頼みを断れず、板挟みに苦しむ。魔女狩りの暗い影が忍び寄る中、ノーマンの前で驚くべき能力を見せたダイアナは、彼女の紹介でグッディ･オルソップという魔女のリーダーに出会う。

ダイアナはグッディ･オルソップの下で魔術の特訓に苦労していた。そんな時、メアリーから女王の占星術師ドクター･ディーを紹介される。蔵書の中に捜している写本があるのではと期待するダイアナとマシューに、ドクター･ディーは助手のエドワード･ケリーがボヘミアで本をすり替えた可能性を示唆する。マシューはドクター･ディーに自分がボヘミアへ行き、本を取り戻すと申し出る。ある日、セシルの訪問をうけたダイアナはエリザベス女王に謁見することになり…

ダイアナとマシューが中世にいる頃、オックスフォードでは謎の殺人事件が頻発していた。事件の裏にヴァンパイアの存在を感じたドメニコは独自で調べを進める。一方、出産を控えたソフィはナサニエルと共にマーカスの家に身を寄せていた。ダイアナとマシューの痕跡を歴史の中に探していたマーカスは、ある細密画がオークションに出されることを突き止め、オークションハウスに勤めるフィービーと知り合う。次第に引かれ合う2人だったが…

マシューの義父フィリップからの呼び出しを受けて、フランスへ向かったダイアナとマシュー。想像以上に過酷な旅に疲労の色を隠せないダイアナをマシューは心配する。一方、ダイアナもまた、マシューが亡くなったはずの義父に再会することで傷つくことを心配していた。セット･トゥールで2人を出迎えたフィリップに、ダイアナは自分がウィーバーであることや未来から来たことを明かすのだったが…

セット･トゥールを訪れた魔術師アンドレ･シャンピエに記憶を奪われそうになったダイアナだったが、危ういところで切り抜ける。ダイアナがイザボーから贈られた指輪を見て、自らの命に限りがあることを悟ったフィリップはマシューを問い詰めるが、その過程でマシューに“血の逆上”が現れる。自制の利かない捕食者となったマシューを目にしたダイアナだったが、それでも彼と共にいると誓い、2人はフィリップの祝福のもと結婚式を挙げることになる。