雲襄（ユン・シャン）と舒亜男（シュー・ヤーナン）、金彪（ジン・ビャオ）は、蘇（スー）家の隊商と共に南都へ向かう道中で賊の一味に襲われる。雲襄は「逃十息（とうじゅっそく）」という秘技で逃げようとするものの力尽きてしまう。侠客に憧れる蘇家の御曹司・蘇鳴玉（スー・ミンユー）は賊を一蹴した舒亜男と金彪に敬意を抱く。一方、漕幇の幇主・戚天風（チー・ティエンフォン）は、夜襲に失敗したという報告を受けて憤る。

雲襄（ユン・シャン）が南都の広匯荘へ行くと、雲台の情報伝達役である莫不凡（モー・ブーファン）が、聞聡（ウェン・ツォン）の帳簿を用意して待っていた。雲襄は莫不凡が聞聡の投獄を知りながら救わなかったことを暗に責める。その頃、舒亜男（シュー・ヤーナン）は聞聡の借金の取り立てに行き、金彪（ジン・ビャオ）は支援している慈善施設を訪ねる。1人になった雲襄は、再び漕幇の張魁（チャン・クイ）らに狙われる。

雲襄（ユン・シャン）は蘇鳴玉（スー・ミンユー）から、南都賭博界の頭目・唐笑（タン・シャオ）とその配下についての情報を聞く。蘇鳴玉は連昇坊の支払いについて確認し、雲襄が3000両を持っていないことに気づく。雲襄は刻限までに用意すると約束し、広匯荘の莫不凡（モー・ブーファン）を訪ねる。雲襄は金彪（ジン・ビャオ）に賭けを持ちかけ、莫不凡に3000両を借りられなければ金彪の借金を帳消しにすると約束する。

蘇鳴玉（スー・ミンユー）は蘇家の絹倉庫の火事に駆けつけ、建物内に閉じ込められた使用人を救うため火の中に飛び込む。連昇坊の賭博師・柯夢蘭（コー・モンラン）は夜通し蘇鳴玉の身を案じていたが、無事に戻ってきた蘇鳴玉を冷たくあしらう。その頃、雲襄（ユン・シャン）は舒亜男（シュー・ヤーナン）に激しくなじられていた。雲襄の指示である任務を遂行した舒亜男は、雲襄の真意が読めず自責の念にかられており…。