人権侵害の有無について調査をする人権増進委員会。ハン・ユンソは冷静に事実を判断する実力のある調査官だ。タサン市長が起こした秘書へのセクハラ事件も着実に証拠を集め、真実を突き止めていく。そんな中、検察でさまざまな騒ぎを起こし異動することになった検事のぺ・ホンテが人権増進委員会に出向してくる。性格が正反対の2人は対立してばかり。そこにテウン労組で起きたセクハラ事件が申し立てられる。当事者の主張は食い違い調査が難航していく。
テウン労組の組合員ソ・ジヘは同組合政策局長イ・ウンユルから受けたセクハラ事件の証拠音声を持ってくる。しかしその内容は決定的な証拠とは言い難く、調査は思うように進まない。そんな中、ジヘとウンユルの同僚であり、亡くなったカン・ユノが会社から名誉毀損で告訴されていた事実を知る。検事の勘が働いたホンテはユンソを説得し、カン・ユノの事件について調べ始める。一方、当事者のソ・ジヘは委員会の公開を強く要求するが…
フィリピン人のナデート・クミヤは刑務所の中で、無実を訴え自殺した。兄のサワディーはユンソを訪ね、弟の死の真相を明らかにしてほしいと懇願する。ナデートは韓国語の拙い外国人、共犯者と見られるチ・スングは境界知能を持つ青年であるにもかかわらず、警察は後見人を同席させずに虚偽の自白を強要させた疑いがあった。そんな中、代理申立人のオ・テムン弁護士が人権委を訪れる。オ弁護士はチ・スングの無実を主張するが…
ホンテとダルスクは事件の捜査を担当したユン警部補を訪ね、調査を進めていた。ユン警部補はチ・スングから犯人しか知り得ない具体的な証言を得たことや、スングが逃げるように住んでいた考試院を離れたことから捜査に間違いはなかったと主張する。しかしホンテは、警察が虚偽の自白を強要したという疑いを拭えず、スングが暮らしていた考試院へと向かう。そこにユンソも合流し調査を進めていくうちに、ある人物が浮かび上がる。
事件は高校時代の友人が久しぶりに集まった日に起きた。酒に酔い、けんかになったドンリョンとミョンデ。騒ぎは大きくなり、警察が出動しテーザー銃を向けて制圧していた。部屋に戻ってからも争いがエスカレートする中、チョン警部補がテーザー銃を発射し、ドンリョンは死亡する。チョン警部補は誤射だと主張するが、ドンリョンの友人たちは狙撃する姿を目撃したと陳述し、両者の主張は食い違っていた。疑われたチョン警部補は行方不明になり…
ナムチョンアパートで主婦のキム・ミヒが刃物で刺され遺体で発見される。現場で見つかった刃物からは、ミヒの夫であるヨン・ジュソクの指紋が検出された。しかし裁判で、その刃物は警察が違法に持ち出した物だったことが判明し、証拠は排除される。ホンテは有罪を立証すべく、新たな証拠を得るため捜査を進めていく。一方、強盗の容疑で緊急逮捕されたパク・ギスは適正な手続きを踏んでいない違法な逮捕だと主張し人権委に申し立てる。
イ・ヨウォン
Han Yoon-seo
チェ・グィファ
Bae Hong-tae
ソン・ジョンファン
Kim Hyeon-seok
オ・ミヒ
Ahn Kyeong-sook
Kim Juyeong
Boo Ji-hoon