Born In The Wild ～野生に生まれて～

アメリカの若い夫婦、オードリーとピーターは、病院出産のつらい経験から、3人目の子供をアラスカの大自然の中で産むことを決める。助産師のオードリーは周到に準備を進めるが、自然の猛威に阻まれ予定どおりに物事は進まない。電気も電話もなく、一番近い病院でも240キロ離れた森の中で、ピーター1人の介助で、無事にお産ができるのか？

自然を愛するリンダはグレートソルト湖を見渡せる山岳地帯で3人目の子供を出産しようと決める。綿密に計画を立てるリンダだが、風が吹き荒れる山地でのテントの設営には夫のランスも悪戦苦闘。出産までキャンプしようとしていたが不便な環境に音を上げる。そんな中リンダは病院での出産が一番だと信じる実母に屋外での出産を秘密にしていた。

9人目の子供となる男の子を出産予定のハモンド夫妻。病院での出産にトラウマがある妻のエイミーは、アリゾナの大自然の中で出産することを希望する。乗り気ではなかった夫のジェフは渋々応じることに。夫妻は暑さを逃れるため、8人の子供たちを連れて州北部に向かうが、陣痛の進み具合が予想よりも早く、一家は不安に包まれる。

ジョージア州に暮らすブラック夫妻は5人目の出産を控えている。病院出産が主流な中で、妻のファリンは自然に囲まれた環境での出産に憧れを抱き、ブルーベリー農場で出産することを決意する。家族全員は農場に到着し、キャンプを楽しみながら赤ちゃんを迎える予定だったが、野生動物が出現し計画は崩れてしまう。

ヘイリーとエヴァンは氷点下に達する真冬のダコタ州で、2人目の出産を屋外で行うことに。嵐のため大草原の真ん中での出産はかなわなかったものの、停電にも関わらず、エヴァンは家の隣のテントを準備し、水中出産用のプールの準備を間に合わせる。無事に出産は済んだものの、分娩後出血のためヘイリーの容体が急変する。

アーミッシュのコミュニティー出身であるレベッカとデイビッドは温室での分娩を計画している。緑に囲まれ心穏やかに出産したいと望む妻の希望をかなえるため、大工であるデイビッドは温室を建設することに。しかし妻はいつ産気づいてもおかしくない。そんな時、今まで経験したこともない痛みがレベッカを襲う。