殺人の共犯の疑いで逮捕されたフランクは７カ月後、不起訴となり釈放された。懲戒委員会の尋問を切り抜けたフランクは弁護士資格の剥奪を免れると、ブランカからの情報をもとにテレーゼは殺されたと言う受刑者ガブリエラの面会に行く。テレーゼが自殺した夜、その独房から彼女以外の声が聞こえたらしい。ガブリエラは信用できないと主張するサラに対し、テレーゼに罪悪感を持つフランクは彼女の死の真相を調べ始める……。

フランクはテレーゼの捜査を取りやめた検察官シックステンと会う約束をするが、彼はフランクの目の前でトラックにひき逃げされ死亡する。ショックを受けたフランクはパトリシアの実家に向かう。しかし、彼女から娘を連れてしばらくポルトガルへ行くと聞かされ、追い払われてしまう。一方、テレーゼが死んだ夜の担当刑務官であるノラを尾行していたサラは、彼女が密会した人物を見て、両親の葬儀にいた男の記憶がよみがえる……。

脱獄したトーマスとマルコスは森の隠れ家に潜伏する。一方フランクとサラは、テレーゼを殺したのはトーマスへの復讐をもくろんだアヤラ一家で、マグダレーナ・ダーラロップ検事が刑務官のノラを使って自殺に偽装させたと推理。マグダレーナがアヤラ一家の味方かどうかを確認しようとする。そんな中、フランクは待ち伏せしていたボグダンに拉致され、森に連れて行かれる。ファビアンの居場所を聞くトーマスにしらを切るが……。

フランクはスヴェン・エリクとともにヘルシンキの銀行へトーマスのカネを送金しに行く。手続きの確認のため２時間をつぶすはめになったスヴェン・エリクはいらだち、トーマスの金を持ち逃げしようとフランクに持ち掛ける。フランクは心を動かされサラに電話をするが応答がない。セイドからサラがボストン行きの飛行機には搭乗せず、連絡が付かないと知らされて胸騒ぎを覚える。そのころサラはマルコスに誘拐されていた……。

フランクはクラウスの携帯電話を盗み見て、ノラへメッセージを送りおびき出そうとするが、出掛けようとしたノラが義父のクリスチャンに見つかったため失敗に終わる。トーマスの隠れ家に連れて行かれたフランクは、お互い腹を割って話そうと提案、両親を殺害したときの詳細を聞く。そして、汚職警官だったクリスチャンが関係していること、当時警察とつながっていたギャングのボスが誰なのかを突き止めるが……。

トーマスから家族が狙われることを恐れたサラはフランクに黙ってひとりで取引しようとする。一方、フランクはレックス・バガーの裁判に検察側の代理人として参加。１９９０年代にコペンハーゲン警察の一部の警察官たちとバガー所属の犯罪組織の間に密約があったのではないか、それを知った警官ミケルセンが警察の指示で殺害されたのではないかと追及するも、当時のミケルセンの上司として出廷したクラウスは否定する……。