スウェーデンとデンマークを結ぶオーレスン橋で、切断された女性の遺体が発見される。遺体は国境線上で上半身がスウェーデン側、下半身がデンマーク側に置かれていた。スウェーデン・マルメ県警の刑事サーガとデンマーク・コペンハーゲン警察の刑事マーティンは、共同で捜査を開始する。
犯人はラジオやネットの“真実のサイト”で犯行声明を出し、橋の事件は“始まりにすぎない”と警察に対してメッセージを送る。さらに記者のダニエルが犯人のメッセンジャーとして選ばれ、事件は社会の“5つの問題”に目を向けさせるため、長年計画してきたものだと明らかになってくる。
次に起きたのは、ホームレスの毒殺事件だった。一命をとりとめた被害者ソニアは、マルメの福祉職員ステファンの妹だったが、証言できる状態ではなかった。一方、ネットに誘拐されたホームレスの男性ビョルンの映像と、彼の命を救うために選ばれた4人の不動産王の写真が公開される。
ホームレスのビョルンの命は、4人の不動産王が犯人に要求された身代金を支払うかどうかにかかっていた。犯人の“真実のテロリスト”こと“ST”は犯行を緻密に計画しているが、臨機応変な判断が苦手だと推察されている。制限時間が迫る中、警察に集められた4人の不動産王の回答は……。
犯人“ST”は精神医療の予算削減が3つ目の問題だとして、“ST”に操られた患者たちがマルメとコペンハーゲンで同時多発的に殺人事件を起こす。サーガとマーティンは唯一未遂に終わった実行犯を取り調べ、彼と同居していた家出中の少女アニアが事件の突破口になると考える。
コペンハーゲンでは警官による移民への暴行殺人事件の裁判で警官側の無罪が確定し、被告の1人が誘拐される。それは犯人“ST”による第4の事件で、統合政策の失敗を訴えるものだった。一方、マーティンは警察署でダニエルの携帯のSIMカードをすり替え、サーガが“ST”の電話に出るが……。
ソフィア・へリン
サーガ・ノレーン
トゥーレ・リントハート
Henrik Sabroe
ラファエル・ペーターソン
John
ミケル・ビアクケーア
Jonas
キム・ボドゥニア
マーティン・ローデ