ＦＢＩアカデミーを卒業したシモーヌは、同期で元俳優のブレンドンとともにロサンゼルス支局に配属される。ガーザがつくった特別捜査班入りを期待したシモーヌだが、配属されたのはブレンドンで、彼女は身元調査班へ。納得のいかないシモーヌは、ガーザに自分の実力を認めさせようと動き始める。その日、連邦施設の管理責任者が殺された事件で、共犯者の仲間がＬＡＰＤにいるという情報を得たシモーヌは、ひとりで尋問に向かう。

新人ＦＢＩ捜査官としてトレーニングを受け始めたシモーヌとブレンドンに、指導教官のカーターとローラは、試用期間中にこなさなくてはならない課題の数々を提示する。その中から今回は人的情報源（タレコミ屋）の開拓に取り組むことに。シモーヌはドラッグの売人アントンから情報を得て医療機関に潜入させる。ブレンドンはホテルのベルボーイ、ジョシュアを情報源にしようとするが、密告情報をうのみにしてしまい……。

シモーヌとブレンドンは新人研修の一環として監視活動に参加する。監視する相手はカリフォルニア最大のフェンタニル・シンジケートのボス、トバイアス・カザン。その娘アリーズの誕生パーティー会場に盗聴器を仕掛け、麻薬売買の情報を得る作戦だ。すると当日、パーティーにバイカー・ギャング「デッド・バスターズ」が乗り込み、キッチンで密談を始める。だが、そこには盗聴器を仕掛けていないため……。

ＦＢＩは、ロザリンドの共犯者で彼女を射殺した男、通称ジェフリー・ボイルの捜査に乗り出す。そのジェフリーのアジトから女性の遺体を発見。彼が女性に贈った本から検出された指紋から、彼の本名がイーライ・レイノルズと割り出される。一方そのころ、ジェフリーことイーライは“作品”に使う材料を集めにスクラップ回収所を訪れていた。そこで芸術を学ぶ大学生ミアと出会い意気投合したイーライは、彼女を新しいアジトに誘う…。

シモーヌとカーターは西インド諸島にあるセントリーズ島に覆面捜査に来ていた。悪事を働くニュージーニアス社の従業員で、この島に雲隠れした男バーニー・バーロウを逮捕するためだ。カーターは彼を検事補のアレンとともに長年追っていた。シモーヌたちは地元警察のデンビー警部の協力を得てバーロウを捕らえる。しかし、帰国のため空港に向かう途中で先導していたデンビーが突然道をそれたため、彼らは襲撃に遭う……。

長年行方をつかむことかできなかった、世界を股にかける殺し屋「死神」がＬＡに現われる。家宅捜索に出向くと、本人は不在だったものの狙撃用のライフルなどを押収、恋人のゾーラを逮捕する。シモーヌとカーターは彼女が収容されている郡刑務所に潜入、死神の情報を引き出そうとするがガードは堅い。一方ブレンドンとローラがＬＡ随一の武器職人「射撃のバーバー」を訪ねると、男が銃を受け取って帰るところに遭遇し……。