「ヴェラ ~信念の女警部~」の原作者による大人気小説をドラマ化! ジミー・ペレスがシェトランド島という小さなコミュニティで巻き起こる事件を解決に導く骨太ミステリー。
エピソード1
野兎を悼む春 前編
シェトランドのブレセイ島で、老女ミマが銃で撃たれ死亡する。ミマは、シェトランド署のサンディ巡査の祖母であり、皮肉にもサンディが第一発見者となった。一報を受けたジミー・ペレス警部は、さっそく捜査を開始する。考古学の発掘現場になっていたミマの土地で発見された人骨。そこで働く学生のハティ・ジェームズが死体となって発見されたことで、事件は謎を深めていく。
エピソード2
野兎を悼む春 後編
殺害されたハティはミマにもらった女神のネックレスをいつも身につけていたが、戦時中の写真でノルウェー人ペールが身に着けている物と同じだった。ミマの夫ジェリーは当時、仲間と共にドイツ軍の目を盗んで工作員や物資や金をノルウェーに運んでいたのだ。特殊部隊「シェトランド・バス」の任務遂行中に大金と共に失踪したペール。すべては、家族のため、家族を脅かすものは何であろうと排除せねばならなかったのだ。
大鴉の啼く冬 前編
夏至の夜、キャサリンとサリーは浜辺でのパーティーに参加していた。帰り道、2人は隠遁生活を送るマグナスの家へ立ち寄る。キャサリンは異端児で大人たちに疎まれる存在だった。キャサリンはサリーに「これは肝試しだ」。そう言ってマグナスの家へ行った。2日後、浜辺でキャサリンの遺体が発見される。
大鴉の啼く冬 後編
19年前に行方不明になっていたカトリオナの遺体が発見された。6歳の時に死んだマグナスの妹アグネスの人形を抱いていたことからペレス警部はマグナスを署に連行し尋問するが何も話そうとしなかった。サンディはカトリオナとキャサリン殺しの犯人に共通点が無いのでマグナスが2人を殺したとは思えないと主張する。そんなときキャサリンのパソコンはデータが消されていることが分かる。
エピソード3
澱んだ水 前編
ジミー・ペレス警部の旧友、地元出身の記者ジェリー・マーカムが帰省した。親交を温めた2人だったが翌日、マーカムは何者かに追突され自動車ごと崖から落ちて死亡した。マーカムは何かの活動のために地元に戻ってきたようだった。壊れたマーカムのパソコンにはガス会社のパイプライン新設に反対する映像が記録されていた。ペレス警部はパイプラインが通る養魚場の地主ダルホージーを調査する。
エピソード4
澱んだ水 後編
ペレスとサンディ巡査はダルホージーを訪ねるが、「出て行け」という嫌がらせの落書きをされた家屋を目の当たりにする。「入り江を守る会」を運営するイーヴィーと結婚する予定だったジョンが何者かに襲われ死んでいた。ジェリーの事件とジョンの事件2つの現場のペンキとダルホージー家の落書きのペンキが同一のものであることが分かった。
ダグラス・ヘンシュオール
スティーヴン・ロバートソン
マーク・ボナー
エリン・アームストロング
ジュリー・グレアム
ブライアン・コックス
アリソン・オドネル
Lewis Howden
キアラン・ハインズ
Anne Kidd
サスキア・リーヴス