プッシング・デイジー ～恋するパイメーカー～

幼い頃から、死んだものに触れて蘇らせることができる能力を持つパイ職人のネッド。その能力を隠していたネッドだったが、ある日ひょんなことから私立探偵のエマーソンにその能力を知られてしまい...。

ネッドは生き返ったチャックと同居生活を始める。そんななか、自動車の安全性能を調べる科学者が殺された。ネッドが生き返らせた被害者は「衝突テストのダミー人形にやられた」と言うのだが...。

気の毒な死に方をした葬儀屋のローレンス。ネッドは、この一件を忘れたいと思っていたが、そうは問屋が卸さなかった。ネッドはローレンスを生き返らせて、宝の隠し場所を聞き出そうとするが...。

チャックが生きていることを暴露しようとするオリーヴ。そんななか、害虫駆除の農薬を積んだ飛行機が、マンションに突っ込む。まさか、そのマンションに害虫が?現場に駆けつけるネッドたちだったが...。

ある日、蹄鉄工の男が馬に踏まれて死亡した。かつて競馬の優勝騎手でもあったオリーヴは、事件の調査をエマーソンに依頼する。そんななか、彼女と昔の騎手仲間の前に、復讐に燃える幽霊が現れ...。

ネッドが生き返らせた被害者の証言により、無事解決したかのように見えた殺人事件。ところが、妻の犯行であることを示唆した被害者のドッグ・ブリーダーは、4人の妻を持つ一夫多妻主義者だった。