駅のホームから突き落とされたアンドリューの自宅から、隠しカメラが発見された。また本人が撮ったと思われるメッセージを映した写真が流出し、ニュース記事としてインターネット上に出回る。マックスとプリヤは記事を書いた記者を問い詰めるが、写真は匿名で送られてきたものだった。事件前日、アンドリューがお金を引き出していることから、脅迫の線が浮かび上がるが、当人のパソコンを調べると映像が見つかる。そこにはアンドリューの意外な姿と予想外の人物が映っていた…。

チェルシーで人気のイタリアンレストラン、「ラ･ファミリア･ロマーノ」。新しいレシピ本の発売で人気に拍車のかかる店の裏では、それぞれの思惑が渦巻いていた。ある日、店の宣伝担当でオーナーのパートナーでもあるロビン･ロマーノが行方不明となる。捜査に乗り出したマックスとプリヤは、現場の状況からそれが本人の意思による失踪ではなく、第三者による誘拐であると判断する。ロマーノ一家に向けられる疑惑の目。その中に、ロビンを誘拐した犯人はいるのだろうか?

ロビンの失踪事件は最悪の結末を迎える。事件の日の夜にレストランを訪れていた男から、オーナーのジュリアとロビンが店を売ろうとしていたことが判明する。また、ロビンが大金を借りていたことが分かり、何も知らなかったジュリアは動揺する。彼女の息子ルカは事件の日の夜の行動がはっきりせず、一方でレストランの料理長やウェートレスにはアリバイがある。経営は順調そのものに見えたレストランだが、その裏には長年にわたって続く家族の緊張と意見のぶつかり合いが隠れていた。ロビンがどのようにして運命に翻弄されたのか明らかにしていく。

チェルシーFCの勝利に人々が沸いた夜。建築資材会社クーパーズ近くの空き地で殺人事件が起きた。現場に残されていたのはナイフとドラッグの包み。被害者のスティーブ･オハラはクーパーズの社員で、過去にドラッグ使用者を現行犯逮捕したこともある地元の“英雄”だった。そんな人物がなぜ殺害され、ドラッグを所有していたのか? マックスとプリヤは捜査を開始する。末期ガンの妻シヴォーン、彼女を看病するブラジル人看護師パウロ、上司のアーティー。周囲の人々の話からマックスは地元の実業家ホプキンソンへとたどり着く。スティーブとホプキンソンの関係は?“英雄”の身に起きた悲劇の真相とは何なのだろうか?

地元で英雄と讃えられた警備員のスティーブが殺され、末期がんの妻シヴォーンが残された。スティーブは薬物を所持しており、妻の看護師パウロは、足の悪い売人アタから薬物を買っていた。マックスたちは薬物取引がらみの殺人を疑う。一方、スティーブが手伝っていた園芸センターの経営者の夫リッキーは、過去に詐欺の前科があった。センターで撮られた写真を見るうち、マックスはスティーブ、リッキー、スティーブの事件現場を訪れていた男タフィーの共通点を見つける。彼らは暴力、人種差別、フーリガンなどに満ちた過去を持ち、スティーブの死が数十年にわたる暴力の連鎖の結果だったことに気づく。