逍遥と花嫁～記憶に眠る愛～

叔母の客桟を手伝う李逍遥は、客として来た商人が「近海に仙島がある」と話すのを聞く。商人はただの噂だと言うが、街に出ると王小虎が偶然仙島にたどりつき、仙女から仙丹をもらったという話を聞く。

趙霊児のことや、彼女との祝言も再び忘れてしまった李逍遥。しかし、趙霊児を守りたいという気持ちが芽生え始める。婆様との約束を果たすため、趙霊児を南詔国まで送ると決意し、反対を覚悟で叔母に打ち明ける。

林家堡の堡主である林天南の娘・林月如に誤って胸を刺された李逍遥だが、趙霊児が施した還魂呪のおかげで事なきを得た。蘇州に到着した李逍遥と趙霊児は、林天南が娘婿を選ぶために武術大会を開くことを知る。

李逍遥を気に入った林天南は、娘との婚姻を強引に進めようとする。その頃、蘇州では若い娘をさらう蛇妖が世間を脅かしていた。そこで李逍遥は、劉晋元に蛇妖退治で手柄を立てさせ、婿の役目を降りようと考えるが...。