想像を絶するような危険が潜む北アメリカ大陸の山岳地帯。あえてその場所を住処として選ぶ者たちがいる。ノースカロライナ州の深い山奥、自給自足の生活を送るユースタス・コンウェイはそんな一人だ。彼は33年前、生存することの本当の意味を求めてこの地に移り住んだ。彼は自らの手で住居を造り、狩猟、漁猟、牧畜をしながら、今日まで生きてきた。彼らのような男たちこそが、ザ・山男なのだ。
モンタナ州ヤーク・バレーにはどこよりも早く冬が訪れる。トム・オールは害虫によって汚染された生活水用の水源問題を解決しようと奮闘していた。更に越冬を控え狩猟をしていると、冬眠間近のグリズリー・ベアが食料探しで至近距離まで迫ってきていた。その場所から2500マイル南下したアパラチア山脈麓のノースカロライナ州では、ユースタス・コンウェイがタートル・アイランドの住居から退去を迫られていた。
それぞれが暮らす山岳地帯にて、冬の到来に向けて着々と準備を進めるユースタスとトム。彼らは許された時間内で、捕食動物とも戦わなければならない。気温が零度以下まで下がったアラスカ州。スノーモービルが故障してマーティがその場で立ち往生している。彼はそんな危険な状況にもかかわらず、歩いて小屋まで戻ろうとする。寒さがマーティの体温をどんどん奪っていった。
あらゆる悪天候や捕食動物の脅威にさらされながらも、生存するために日々闘いを続ける山男たち。モンタナ州ヤーク・バレーでは、トムが今の生活からリタイアするよう家族から求められていた。弟から受け取った手紙を手に、彼の住むアイダホ州に向かう。そこで彼は自分の人生の決断を迫られることになる。アラスカ州のマーティ・マイエロットーは、何の動物も捕獲できないまま、相変わらず苦戦を強いられていた。
山岳地帯で生きる山男たちが、厳しい嵐や氷点下の冬を越すことは不可能に近いことである。にもかかわらず、トム、ユースタス、マーティたちは、どんな環境下でもあきらめることを知らない。モンタナ州ヤーク・バレーのトム・オールにとっても、長い冬は苛酷であった。友人ウィルの手を借り、さらに山奥へと食料探しの旅に出る。
モンタナ州。自分たちの住処の付近がオオカミの群れに囲まれていることを知り警戒心を高めたトム・オールは、自らの手で家族を守るために立ち上がる。ノースカロライナ州のブルー・リッジ・マウンテンでは、飲料水と水力発電が底をつきつつあり、ユースタス・コンウェイの住むタートル・アイランドの全てが止まってしまう。
ユースタス・コンウェイ
本人
トム・オール
Mike Horstman
Harry Youren
Kidd Youren