大恐慌直後である1934年のアメリカを舞台にしたHBO制作のテレビドラマシリーズ。乾燥平原地帯を旅する巡業見世物小屋の一座、そしてカリフォルニア州の田舎町に住む福音主義の牧師。彼らの存在を背景に善と悪の終末的な闘いを鮮明に描いたテレビドラマである。
エピソード1
巡業見世物小屋一座との旅立ち
1話1時間のテレビドラマシリーズのパイロット版。18歳の少年ベン・ホーキンズ(ニック・スタール)は母親を亡くす。身寄りの無い彼は通りすがりの巡業見世物小屋一座に拾われ身を寄せる。彼は徐々に神秘的な能力を周囲に示し始めるのだった。時を同じくして、ブラザー・ジャスティンも自分の特殊な能力に気付き始める。
エピソード2
舞踏会のあとで
ちょっとしたいたずらが発端となり、ベンは自らの過去を解き明かすパズルの一片ともいえるものを手に入れる。その頃、ジャスティンと姉のアイリスを取り巻く状況も変化しようとしていた。2人は中国人の売春宿を手に入れ、そこで移民労働者のための教会を開こうと計画する。
エピソード3
手掛かり
貧乏な町ティップトンに到着した巡業見世物小屋の一座。しかし、この町の保安官によりショーの開催を禁じられてしまう。そこで座長のサムソンは、ジョーンズの薦めを受けて、ベンの特殊な能力を舞台で利用しようと決める。ベンは神の使いで、触れるだけで病気が治せるとして、宗教の名を借りた見世物に仕立て上げようというのだ。その頃ジャスティンは、移民労働者達への救済を約束していた。
エピソード4
吹き荒れる砂嵐
テキサス州バビロンへの道中、巡業見世物小屋の一座は自然の猛威に直面する。ベンは自分の過去を探る手掛かりがほしいあまり、ロッズに連れられてある廃屋へ行く。そこでは占い師が待ちかまえ、ベンの霊的能力を試そうとする。
エピソード5
呪われた町バビロン
ジャスティンは、どれほど大きな災いにも何か意味が隠されていると考えようとしていた。巡業見世物小屋一座はテキサス州バビロンに到着する。かつては銀鉱で栄えた町バビロンだが運に見放された不幸な歴史を背負い、今ではすべての富が枯れてしまっていた。町には人の気配も無く、閑散としている。
エピソード6
カーニバルの流儀
ストリップ・ダンサーのドーラ・メイが何者かに殺される。見世物小屋の一座は仲間に手をかけた者への報復を誓う。「巡業見世物小屋流の落とし前」をつけようというのだ。一座は怪しげでスリリングな流儀を通そうとする。ベンは暗闇の中をさまよいながら奇怪な体験をする。それが終わったとき、ベンを待ち構えていたロッズに出くわす。一方、ジャスティンは当ても無く荒野を彷徨う放浪の旅に出る。
ニック・スタール
クランシー・ブラウン
クレア・デュヴァル
エイミー・マディガン
マイケル・J・アンダーソン
デブラ・クリストファーソン
ティム・ディケイ
エイドリアン・バーボー
ジョン・フレック
ダイアン・サリンジャー
カリーヌ・スティーベン