イギリス、ロンドンにある総合病院には24時間、昼夜問わず救急患者が運び込まれる。生死を分けるのは最初の1時間。コンサルタントをリーダーに、外科医や麻酔医、研修医、看護師たちで構成されるチームは必死で治療に当たる。一方で、病院経営上の意見の対立や権力争いも勃発。ストレスと緊張の中、患者を救う人々を描く医療ドラマ。
エピソード1
第1話
とある病院に交通事故の犠牲者と思われる男性がヘリで搬送されてくる。運び込まれた救急初療室には、外傷研修医として初日を迎えたハリーが誰よりも早く待っていた。外傷コールがかかり、他の研修医や麻酔医などが到着し、外傷コンサルタントのラパポートが指揮をとる。しかし部門内の駆け引きから処置の途中でラパポートは消え、外傷研修医のロマスが指示を出すことになる。患者の容体を何とか安静させたものの、出血が止まらない。原因を突き止めた結果、ロマスは救急の領域からはみ出してしまう。経験不足を痛感した結果、ロマスが助けを求めたのは、最も頼りたくない人物だった。
エピソード2
第2話
フェンスの杭が顔に突き刺さった患者が搬送された。外傷コンサルタントのロレインは今日も不在。フィオナは何とか患者の気道を確保するが、しばらくして患者の容体が再び不安定になる。部門長であるクライブの助けも得られずチームが格闘しているところへ、外傷コンサルタント代理としてグレン・ボイルが現れる。患者は腹部から出血しており、一刻を争う処置が必要だ。しかし副リーダーのニコラ・ヒックリンは、グレンが指示する内容に事あるごとに難色を示す。緊急コールに対して外科医が誰一人到着せず時間が迫る中、グレンは患者の命を救うために強行的に手術を開始する。
エピソード3
第3話
自転車に乗っていた男性が大型車と事故を起こし、外傷治療室に運び込まれる。すでに危険な状態に陥っており、チームはさまざまな方法で蘇生を試みるが、事態は好転しない。グレンは整形外科医に大胆な処置を指示する。さらに外科医に応援を要請するが、緊急コールしてもなかなか現れず、遅れてやってきても悪びれない様子にいら立つ。患者の内部出血が一向に止まらず、どこから出血しているのかを突き止められない。焦りが募るグレンは、患者を救おうと必死のあまり、周りの意見を聞かずに強引に処置を進めていく。果たして患者を救うことはできるのか?
エピソード4
第4話
暴行を受けたと思われる患者が搬送された。傷だらけで首を絞められた痕があり、腕には謎の番号が記されていた。グレンは心臓外科医と一般外科医を最初から呼び出して立ち会わせるが、クライブからそのことについて苦言を呈される。患者には骨盤骨折の疑いがあり、警察からの連絡でアフリカからの奴隷労働者の可能性があることが分かった。高熱があり、傷が急速に広がっていることから、出血性ウイルスの疑いが浮上。それまで関わった全員に感染リスクが生じてしまう。施設は封鎖され、整形外科医は手術を拒否する。グレンは微生物学者の指示を仰ぎつつ、骨盤固定の手術を始める。
エピソード5
第5話
外傷の患者に対応するフロアは大勢の人々でごった返しており、小競り合いが起きて混乱状態となっている。そんな中、銃で撃たれた若い女性が意識不明の状態で運ばれた。状態を確認する間、集中力を欠いたハリーは、女性が妊娠していることを見落としてしまう。女性と胎児の命を救うため新生児科の協力を仰ぐが、新生児科コンサルタントのトムは、フィオナからグレンのことを聞き、複雑な思いのまま治療にあたる。母と子を両方救うべきか、それぞれが厳しい選択に直面する。
エピソード6
第6話
出勤したハリーの目の前で転落事故が起きる。落下した女性は前日にハリーが診察したヌーラだった。そこへグレンが到着していつもどおりに指揮をとり始め、フィオナは困惑する。ロレインも後から加わるが、グレンに場を仕切られ立場をなくす。患者は頭蓋内圧が高く、神経科医の対応が必要だ。胃に異物があることも確認され、開腹と開頭の手術が行われることになった。この件が重大事故として扱われることを知ったハリーは、ヌーラの心理検査についてクライブに相談していたことをフィオナに打ち明け、フィオナはそれをロレインに伝える。ラマクリシュナは神経科医からハリーのよくないうわさを聞く。
レニー・ジェームズ
キャサリン・ウォーカー
クレア・スキナー
キンバリー・ニクソン
ポール・ベイズリー
エマ・フライヤー
マリ・ハリーズ
ダニー・キレイン
ジョン・マクミラン
ネーヴ・マッキントッシュ
プラサナ・プワナラジャー