交通事故に遭ったセバスチャンとユリーは、もうろうとした状態で病院で目を覚ます。ユリーの容体を心配して見に行こうとするセバスチャンだったが、母親マリアンによって止められてしまう。マリアンはシリンをそばにいさせようと電話するが、シリンはセバスチャンが事故に遭った頃にどこで過ごしていたのか、嘘をつかざるを得ない状態で……。一方アクセルは、ユリーの見舞いに訪れたもののギクシャクしてしまう。

港で発見された遺体について新事実が判明。殺人事件として警部クラーラによる本格的な捜査が始まり、町じゅうに恐怖と疑惑が広がる。聴取のために警察に呼ばれたセバスチャンは、事件が発生した頃のアリバイが証明できず犯人扱いされ……。一方アクセルは、ユリーのもとから離れるため引っ越そうとするものの、ユリーは彼を引き留め、ともにやり直そうとする。そんな彼女に対して、アクセルはある条件を出すのだった。

観光案内所で町の１００年祭の展示会が開催。そこでユリーは、父エギルやヴェルネルと一緒に写真に写る男性を見つける。その男はビーチホテルの創業者のひとりで、既に亡くなっているという。ユリーはマリアンに男について聞くが何も教えてもらえない。一方ヴェルネルは、エギルの死などに、その男が関わっているのではと考え、トーネに調べてもらうことに。そんな中、ペトラの恋人ガブリエルの自宅に、警察の家宅捜索が入る。

ガブリエルの自宅から、あるはずもない物が発見される。警察で取り調べを受けるガブリエルは、警部クラーラから、いくつかの厳しい事実を突き付けられてしまう。そんな中、ユリーはセバスチャンに、ビーチホテルの３人目の創業者について、マリアンに詳しい話を聞くように頼む。聞き出した内容はひどく最低なもので、セバスチャンはヴェルネルを軽蔑することに。マリアンからはユリーには話さないでと言われ……。

サルトシューヴィクに、新たな被害者の遺体が発見される。町に殺人犯が潜んでいるのではないかと、不安に駆られる住人たち。警察は、町で発見された二つの遺体に関する事件には関連性があると見る。ユリーはショックを受けるとともに、エギルの突然死の事故も関連があるのではと考え……。一方、アクセルはユリーを支えようとするが、彼自身の抱えている問題が深刻さを増したため、借金返済のためのある計画を思いつく。

ビーチホテルの創業時のことで、セバスチャンに軽蔑されているヴェルネルは、息子とやり直すチャンスを手に入れたいと思っていた。そんな想いもむなしく、ヴェルネルは、セバスチャンが自身の最大のライバルであるエギルと過去に裏でつながっていて、エギルから多額の借金をしていたことを知ってしまう。ヴェルネルとセバスチャンは、激しい口論を繰り広げ、しまいには重大な事態が引き起こされるのだった。