1950年代のワシントンDC。国務省で出世の階段を駆け上がるホーキンス･フラー（ホーク）には秘密があった。隠れて男性同士のセックスを楽しんでいたのだ。そんなホークが信心深い青年ティム･ラフリンと出会ったことですべてが変わる。２人はリスクを承知で恋愛関係になり、秘密の逢瀬を重ねていく。 時は進んで1986年。既婚者となったホークはある包みを受け取り、ティムとの再会を決意する。

国務省の保安局が省内に潜む同性愛者をあぶり出そうと調査を始めたことを受けホークはティムと距離を置くことに。メアリーと彼女の恋人のキャロラインが調査対象になる。 ジャーナリストのマーカスは上院の調査小委員会を出入り禁止になり、ドラァグパフォーマーのフランキーに慰められる。 1980年代のサンフランシスコ。ホークはティムに会えないまま、エイズ危機下にあるゲイタウンに赴く。

政府による同性愛者追放が続く中、ルーシーと交際中のホークに同性愛疑惑がかけられる。召喚状を受け取ったホークはポリグラフ検査に臨む。徴兵されたシャインへの特別待遇を求めていたコーンは軍から抗議を受ける。1980年代のサンフランシスコでは、ホークがマーカスとフランキーの養子ジェロームと対面。ティムはホークにエイズ活動家グループの支援を依頼し、州知事の首席補佐官に会わせてほしいと訴える。

陸軍対マッカーシー公聴会でスミス上院議員と陸軍はマッカーシーたちを厳しく追及する。 マッカーシーの擁護者たちがスミス議員を脅して辞職を迫り、ホークはスミス一家を守るべく奔走する。 マーカスはフランキーとの関係を断つべきか悩む。 マッカーシーの本性を知って打ちのめされ、ホークからもショックな言葉を告げられたティムは人生を変える大きな決断をする。

1968年、反戦運動に参加したティムはFBIに追われるハメになる。ホークはティムを田舎に建てた狩猟小屋にかくまい、再び自分の人生に引き込もうとする。ティムは神父になろうとしている身でありながらホークの魅力に抗うことができない。マーカスはキャリアを中断し、恋愛を断ち、老いた父親の世話をする。フランキーは社会に取り残された"彼女たち"を支えるカウンセラーになるためサンフランシスコに旅立つ。