（シリーズ第1話）妻と別れた高校のバスケット部コーチ（トーマス・ジェーン）は「勝利を導く道具」を利用して人生転換を図る。

レイを金持ち向け「ハピネス・コンサルタント」として売り出そうとするタニアは、法律事務所の元同僚レノーラと連絡を取る。レノーラはリッチな女性たちの名前と電話番号を教える代わりにレイを「試乗」する。一方、レイの子どもたちは母親ジェシカの強迫的な行動にうんざりし、レイに火事で損傷した家を早く修復するよう急きたてる。地元の請負業者が修理の一括割引を約束するが、金の管理ミスのせいでレイは金欠になってしまう。でもレノーラとのセッションがすべてを変えてくれる...　と願うレイとタニア。

レノーラ事件の後でまた運が下向きになるレイ。詮索好きな隣人ハワード・クーンツが公然わいせつのかどでレイを非難するとますます落ち込む。ジェシカの母親らしいおせっかいにうんざりのデイモンとダービーは父親の元へ戻りたがるが、家の修復は滞ったまま。また、レイとタニアの不安定な関係も暗礁に乗り上げたかのようにみえた。だが、土壇場でのある電話によって救われる。

ウエスト・レイクフィールド高校が秋の慈善イベントで集まった寄付金の受取人に「コーチ・レイ」を選ぶ。一方、タニアはレイの男娼としてのキャリアを再出発させられるかもしれないチャンスを掴む。そしてデイモンはダービーの名誉を守るために過剰反応してしまう。

最初のセッションに不満を持ったクライアントが街角で「苦悩する乙女」の空想プレイを要求するが、うまくいかず苛立つレイ。一方ロニーとジェシカは経済的に厳しい状態にあった。レイは子どもたちに車を買ってやると約束して、前妻から一本取ってやろうと考える。そのころ、タニアはフロイドと慰めデートに出かけるが、意外な結果が待っていた...

ジェンマがタニアを通さずレイと直接「デート」を取り付けたと知って、タニアは激怒する。犬を安楽死させたことに未だにこだわっているジェシカは、家庭の経済状態についてロニーに詰め寄る。どうやら、2人はロニーが示唆しているほど金に困っているわけでもないようだ...。一方、レイに本性を明かすよう求めるジェンマ。その後のバスケの試合でレイはチームを鼓舞して勝利に導く。