ニック・ワーシスコは、アメリカの大都市では最年少で市長に当選する。しかしその代償は...?就任前にもかかわらず、ヨンカーズ市内の白人居住区の付近に公営住宅を建設するという責務が、彼の新市政に重くのしかかる。
ヨンカーズ市長ニックと市議会は、遅延に業を煮やした連邦裁判事より最後通告を受け、大混乱に陥る。一方、ウェスト・ヨンカーズで劣化した物件に閉じ込められている公営住宅の住民は、イースト・ヨンカーズの白人たちがどんな反対行動に出るのか、様子を見守るのであった。
1988年、ニックたちは建設令に応じなかった罰で市政が停止状態になる寸前まで追い込まれる。建設に反対する白人たちの抗議が最高潮に達するなか、反対派議員4人のうち2人を説得し、市議会の承認を得るが...。
1989年、ニックは2期目を懸けて市長選に出馬するが、公営住宅建設に反対し圧倒的な白人票を集めたスパローンに敗れてしまう。スパローンは連邦裁の採決を覆すために闘うと公約するが、建設計画は進められ...。
1991年、ニックは再度市長選に出馬しようと考えるが、党の分裂を避けるために断念、市議会議員への復帰を試みる。建設反対派の中心だったメアリーは、公営住宅入居者を支援するプロジェクトへの参加を要請される。
新しい公営住宅の入居住民へ向け、オリエンテーションが開催される。彼らの多くが、近隣住民に歓迎されていないことを目の当たりにし、考えを改めていく。そんな中、長らく建設反対派だったメアリー・ドーマンは、入居住民の支援を依頼されるが、それは彼女を驚かせることだった。住民が新しい住まいを手に入れた一方で、ニックは政治生命を取り戻す長い道のりを歩み始めようとする。しかし、傷ついた若い政治家の2度目の挑戦は一筋縄ではいかない。
オスカー・アイザック
Nick Wasicsko
キャサリン・キーナー
Mary Dorman
アルフレッド・モリーナ
Henry J. Spallone
ウィノナ・ライダー
Vinni Restiano
ラターニャ・リチャードソン・ジャクソン
Norma O'Neal